タミヤのチャレンジャー戦車シリーズは「チャレンジャー」「チャレンジャー1Mk.3」「チャレンジャー2・デザートバージョン」でこれで3台目になります。

「チャレンジャー」と「チャレンジャー1Mk.3]はリアクティブアーマーなどが新しく追加されていますが、そんなに大きな変更点は無かったのですが、
「チャレンジャー2」は転輪と車体下部以外、ほとんどがNewパーツに変更されています。

主な変更箇所は、砲塔が大きくなり、スカートも埃よけの幌が付く、車体上部などです。
ストレート組みですが、純正エッチングパーツを使用しています。
部品点数もそこそこ有りますので楽しめますよ。



製作工程
各ホイールの成形から開始しました。

パーティングラインも少なくてペーパーをクリッと掛けるだけで成形完了します。

(A5)の裏側に肉抜き穴が開いていますがパテでは埋めていません、
(A23)はサイドスカート固定バーで後で取りつけても良かったかも、部品が長いので結構、邪魔になりましたから・・・

リアパネルに接着する部品群は車体下部に取りつけてから行う方が、仮止めテープも貼りやすくて部品の破損も防げます。
(G5,8)はクリアー部品なのでサイド面にシルバーで塗装してからマスキングゾルでマスクしました。

外部燃料タンクと砲身の継ぎ目消しは同時作業で行い、めげる作業は早く済ましました。
操縦席のペリスコープも取りつけ後にマスクします。

車体上部と下部はポリキャップではめ込みますが、接着した方がよいでしょうね。
サイドスカートの下側の幌部分はリューターで端側を薄く加工します。取り付けは転輪、履帯の塗装後に接着しました。

ヘッドライトのクリアー部品はマスキングしても良いでしょうが、綺麗に付けるならば一番最後に取り付けることをオススメします。
(E15,16)のリアフェンダーも足回りの塗装後に取りつけました。

防盾の(G7)はマスキングで対処したが、砲塔内のペリスコープも取りつけ後にマスクでもよろしいですが、
私は砲塔下部を塗装後に取りつける様にしたので、ペリスコープは完成前に着けました。

「平面型CIP」は付属のプラ板を切り出して取りつけるのですが、私は説明書をコピーし、プラ板には貼り付けて切り出しました。
砲身、リアフェンダーは塗装時の邪魔になるのでスカート接着時に取りつけます。



塗装工程
下地塗装前にクリアー部品をマスキングしている場合、
漏れがないかをしっかり確認して金属部品にメタルプライマーを塗布してから、1000番サーフェイサーを吹きます。

サフ塗装後は忘れずにペーパーを当てた箇所の継ぎ目が消えているかも確認します。

ワイヤーロープもこの時点で接着します。

タミヤのベルト式履帯は下地無しでも塗料の食いつきは良いので、そのまま履帯色を塗りってますが、
塗り残しが気になる場合は軽くでもサフ吹きしても良いでしょうね、良く乾燥させてから履帯を塗装してから基本塗装に入ります。

基本塗装はタミヤアクリルを使用しました。

いつもはドイツ戦車の基本塗装で「デザートイエロー」を基本色に混色して使用しているので、同じ色彩にならないように気をつけました。
「デザートイエロー」を75%に「ダークイエロー」+「イエロー」を10%で、
今回は「ホワイト」を混ぜずに「デッキタン」+「セールカラー」を明度を上げるのに混色しました。
  *割合は瓶に入れた割合ですので正確では有りません・・・スミマセン!

塗り残しが無いよう丁寧に吹き付け塗装します。ここも良く乾燥させてから転輪を塗り分けます。

次にプラ板で作製した「平面型CIP」と(B68,69)のCIPを塗り分けますが、
筆塗りでは綺麗にぬる自信が無かったので、マスキングをしてエアブラシで吹き付け塗装しました。
真っ白には塗らずに少しグレーぽいホワイトにしました。

細部の塗装箇所はそんなに多くはありませんが、前面両サイドフェンダーにある消化器は丁寧に塗り分けました。
かなりインパクトがありますよ!

ここで両サイドスカートと砲身を隙間が出ないようにしっかりと接着します。
また乾燥時間をしっかりと取りました。
くれぐれも流し込み接着剤は使用しないように!

それから、マークソフターでスライドマークをしっかりと密着させて貼り付けます。
マークもしっかり乾燥させます。(天候にもよりますが1日は置く方が良いでしょう。)
マークの保護で全体に半ツヤクリアーをスプレーしてからウェザリング作業に入ります。



ウェザリング
ウォシングはタミヤエナメル「フラットブラック」+「フラットブラウン」をペトロールで溶いて全体に塗ります。
今回は、半乾き時に拭き取りました。

ドライブラシはタミヤエナメル「デザートイエロー」+「ダークイエロー」+「デッキタン」+「カーキ」で行いました。

スミ入れはタミヤエナメル「フラットブラック」+「カーキ」に少しだけ「デザートイエロー」を混ぜて流し込みました。

エナメル塗料の乾燥にも1日は置きました。

パステルワーク前にツヤ消しクリアーで艶を統一します。
パステルはMIGピグメントとハードパステルを混ぜて車体下部を中心に乗せました。現用戦車で砂漠なので派手には行っておりません、
この後は、フィギュアを載せて完成です。


基本塗装(アクリル)
   Tデザートイエロー+Tダークイエロー+Tデッキタン+Gセールカラー
履帯(アクリル)
   Tフラットブラック+Tジャーマングレイ+Gダークグレイ
装備品(アクリル)
鉄部分:Tフラットブラック+Tダークグレイ
ウォッシング(エナメル)
   車体:Tフラットブラウン+Tフラットブラック
ウェザリング
     MIGピグメント+パステル
      茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。
チッピング(エナメル)
      Tジャーマングレイ+Tダークグレイ
ドライブラシ(エナメル)
  車体:Tデザートイエロー+Tデッキタン+Tダークイエロー

カラー表記前にあるアルファベットは
 T=タミヤ アクリル・カラー
 T=タミヤ エナメル・カラー
 G=GSIクレオス 水性ホビーカラー 
製作期間= 13日
塗装期間= 14日
トータル製作期間=27日
トータル製作時間=52時間
別途購入品=純正エッチングパーツ
タミヤ デザートチャレンジャー メイキング
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