ドラゴン V号戦車E型 メイキング
1997年に発売された「V号戦車E型」を製作します。V号戦車系列のキットを続々と発売していた時期の一つです、各モデラー諸子には歓迎されたのですが、各型ごとに追加パーツを増やす方法だったので不要パーツが増えてしまうと言った悩みもあったと思います。

しかし、この少し前までは高価なレジン製の改造パーツで対応していたのが、安価なインジェクションで手軽に??組み立てられる喜びがあり、ドラゴンには感謝ですね!

ちなみに、E型、G型、K型、H型と製作、購入しましたが、残念ながら仮設住宅からの引越時に友人に譲ってしまいました・・・・で、このE型は2台目の製作になります。
モールドは現在のドラゴンと比べてしまうとかなり辛いです、切り取り、穴埋め、パーツの歪み、バリ等などで工作は大変ですが、唯一のE型キットなので辛抱するしかないでしょうね・・・死んでいたパーツも有りましたし・・・
希望としてはV号戦車前期型もリニューアルしてくれないかぁ???!!!
車体下部の製作ではややこしいのは、第1上部転輪架の切り取り作業でしょうね、説明書を見れば「難儀やのぉ〜」と言いたくなりますが、そんなにも難しくはありませんのでトライしてみて下さい。
でも、大変ですから、この箇所は目をつぶってそのままでもOKではないでしょうか???ダメ!

後は、この箇所の穴をパテで埋めます。(A)

サスペンションは上部と根元のみのPL(パーティングライン)処理でOKです。

エスケープハッチのケガキ線を軽くヤスリで消しておきます。

吸気パネルのにはエッチングを取り付けます。ちなみに、ステンレス製です、

アンテナ収納パーツは真っ直ぐになるよう取り付けます
砲塔の修正は(B)の箇所の穴埋めと、砲塔サイドのケガキ線を消す作業ぐらいでしょうか、
パーツの修正は(O5)のフックが塊になっているのでドリルとAナイフで形状修正しました。

この部分(C)に取り付けるハッチは説明書では寸法が記載されていますが、目検討で取り付けました。

防楯に付く機銃先端の開口は取り付けてからの方が楽に開口できます。
防楯の可動パーツ(K4)がユルユルなので(K3)のダボにマスキングテープを巻き付けました。

私が購入したキットのキューポラはバリと歪みとオマケに3分割に割れていました!!!
色々と修正作業を試みましたが、残念ながら・・・・使えませんでした・・・・・
仕方なしに不要パーツのキューポラを取り付けました。

とにかく各パーツのバリが凄かった・・
左右フェンダーパーツです。

装備品取り付けケガキ線の処理を行っておきます、Aナイフの先端でコリコリと軽く削るだけで充分です、刃を寝かしすぎると周りの滑り止めも削れてしまいますので注意、

このパーツの歪みも酷かったのでドライヤーで軽く熱しながら修正しました。

修正したフェンダーです!

これでも真っ直ぐに成っている方です、まぁ、実車のフェンダーも波打っているのも有りましたから、すごく気になる程では無かったのでこのまま製作します。

フェンダー支持架を真っ直ぐ車体に取り付ける事に注意をすればOKでしょう、

砲塔と上部パネル部分です。

キューポラのハッチはフィギュアを搭乗させるので、腕と合わせる為にまだ取り付けていません、

サイドハッチは説明書では開状態に組み立てる指示になっていますが、砲塔内は空っぽなので閉じていまいます。

フィギュアを乗せるならばあまり目立ちませんが、そのままだと見苦しいので、
閉じる場合は、キツキツなので若干の摺り合わせが必要です。

機銃の先端を開口しています。

隙間は出来ませんが、若干の段差が生じたので修正しました。
フェンダー支持架は有る程度ペーパー掛け後、接着してから修正しました。

バリとPLが深く入っていたので、修正には手こずりましたね!なにせ、薄皮バリで埋まっていましたから・・・

このクラッペも薄皮バリで埋まっていました!!
車体後部パネル部分です。

この部部もパーツの切り取りと穴埋め作業があります。
パーツの切り取りは簡単に修正できます、ニッパで切り取りペーパーを掛けるだけですから、

穴埋めの方は、ポリパテで埋めてから修正しています。
履帯と転輪は取り外し出来るようにしています、履帯枚数は片側95枚で繋いでいます。
この履帯も恐ろしいほどのバリでした・・・・一枚づつカットしました。ハァ〜〜(>_<)

くれぐれも、履帯の装着向きを間違えないように!
車体前部パネルです。

フック取り付け穴を切り取って埋めます、この修正も楽勝で完了します。

OVM類も取り付けてから、修正可能なパーツはフェンダーに接着後にPヤスリで行いました。
後部パネルの歪みが凄かったので!修正がホンマ大変でしたよ!!

クランクカバーを切り取り交換します、ニッパで大まかに切り取ってAナイフとヤスリで修正します。

マフラーのPLも見える範囲のみ処理しています。
機銃先端を開口しています


穴埋め
穴埋め

この箇所はポリパテで修正

この箇所はポリパテで修正

切り取りって修正する

PL処理します。


固定後に修正しました。

不要なケガキ線の除去
穴埋め
ケガキ線を軽く消しておく
穴埋め(B)





エッチングパーツを取り付けます
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