ドラゴン W号”ブルムベアー”(中期型) メイキング(塗装編)
基本塗装・下地(ラッカー)
         Mr:ジャーマングレイ+Mr:レッドブラウン

基本塗装(ラッカー)
         G:ドゥケルゲルプ1+G:フラット・ホワイト

迷彩塗装(ラッカー)
         G:ロートブラウン+Mr:ウッドブラウン

履帯(アクリル)
         T:フラットブラック+T:ジャーマングレイ+T:ハルレッド

転輪ゴム(エナメル)
         T:フラット・ブラック+T:ジャーマングレイ
     *修正のためG:タイヤブラック+G:ダークグレイを再塗装しました。

装備品(アクリル)
     鉄部分@ T:フラットブラック+T:ジャーマングレイ+G:ダークグレイ
     鉄部分A T:フラットブラック+T:ダークグレイ
     木部分  T:デザートイエロー

ウォッシング(油彩)
           油:ローアンバー+油:セピア  
          *溶剤はガイアノーツのエナメル薄め液を使用

スミ入れ(エナメル)
           T:フラットブラック+T:フラットブラウン
          *溶剤はガイアノーツのエナメル薄め液を使用

ウェザリング
          MIGピグメント+パステル
            *茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。

チッピング(エナメル)
     剥がれ痕@ T:ダークグレイ+T:ジャーマングレイ+T:フラットブラック
     剥がれ痕A @にT:ハルレッド+T:フラットブラウンを混ぜて使用
     錆痕      T:フラットレッド+T:ハルレッド+T:フラットブラック
     錆痕(乾燥後) パステルにて表現しました。     

その他の部分(アクリル/エナメル/ラッカー)
     ペリスコープ G:クリアーグリーン
     マフラー    T:ハルレッド+T:フラットブラック+T:フラットブラウン
              (最後にパステルでウェザリングします。)
     テールライト  T:フラットレッドとフラットグリーン(エナメル)
     車体内部   GA:インテリアホワイト(ラッカー)

ドライブラシ(エナメル)
     車体     T:ダークイエロー+T:デザートイエロー+T:デッキタン
     金属     T:クロームシルバーとT:メタリックグレイ


カラー表記前にあるアルファベットは
 T=タミヤ アクリル・カラー
 T=タミヤ エナメル・カラー
 G=GSIクレオス 水性ホビーカラー
Mr=GSIクレオス Mrカラー
GA=ガイアノーツ ガイアカラー(ラッカー系)
 油=油絵の具

2008/8/3
車体後部は、乗員の乗り降りで踏みつけられるであろう箇所を重点的に剥がれを描きました。

擦れる箇所はドライブラシの要領で描いてます。
コーティング部分を埋めないよう
破損に注意
破損に注意
破損に注意
内部塗装が終わり、戦闘室を接着した後にハッチ周りやペリスコープ等など基本色が付かないようにマスキングしています。
操縦席ペリスコープはマスキングを忘れる可能性大なので注意!

金属パーツにメタルプライマーを塗布後に下地を整えるのに1000番サーフェイサーを軽く吹き付けています、
軽く吹いたのはポリパテでコーティングしているので厚く吹いてしまうとパターンが”ダル”くなってしまいそうなので気をつけて吹きました。

基本塗装はガイアカラー「ドゥケルゲルプ1」+「Fホワイト」で吹きました。
シュルツェンも忘れずに塗装します、転輪類は別塗装しました。

シュルツェン架、予備転輪ラックなど車体より飛び出ているパーツを破損しない様に注意して取り回して塗装します、
場合によってシュルツェン架は塗装後に取り付けるのも有りだと思いますただし接着剤をはみ出さずに慎重に取り付けないと汚くなる可能性もあります・・
車両
製作期間=14日
塗装期間=22日

フィギュア
製作期間= 3日
塗装期間= 6日

ベース
製作期間= 3日
塗装期間= 4日

トータル製作期間=62日
トータル製作時間=106時間

別途購入品= ベース台座
         紙粘土
         ニス
車両をベースに取り付けフィギュアを搭乗させた後、パステルで車両に施した土埃を合わせて完成です!

まぁ、細かいところを見ていくと「この部分は・・・」とか「あ〜こうしておけば」などの反省点はあるのですが、

とりあえずは納得のいく仕上がりで達成感でいっぱいです。
台座も当方の在庫から漁って使えそうな物を引っ張り出して使用しています。

グラウンドワークは行わずに車両を載せるだけにしようとしたのですが、

これまた寂しく感じたので、発泡ボードにて市街地で休憩中といった雰囲気で製作する事にしました。
シュルツェンの組み立てで注意するところがありました。

シュルツェンの裏側に引っかけるプラケット(上側2ヶ、下側1ヶ)を最初に取り付けて製作したのですが、取り付け時かなりキツキツだったので、組み立ての段取り時に考慮が必要かも・・・

@シュルツェン架を最後にシュルツェンと共に取り付ける
Aプラケットの上側をシュルツェン取り付け時にピンセットで接着する
B総て組み立て後に塗装する

@は塗装後に取り付けるので汚さないように注意して接着しなければなりません
Bは転輪と迷彩塗装時に持つところが限られるので破損に注意!特に転輪の塗装作業がやりにくいかも知れません・・・
で、一番、無難なのがAと思われますが・・・
もしかしたら、私の作業が下手なのかも知れませんが・・(>_<)
左側にワイヤー、左右のシュルツェン、各ハッチを取り付け完了です。

後はペリスコープに「クリアーグリーン」を塗装します。
履帯はいつものように別で塗装しました。
塗料はアクリルですが薄め液は「ラッカーシンナー」を使用して吹き付けています。
アクリルのままだと後のパステルのウェザリングで塗料まで剥がれてしまうのをある程度は防ぐことが出来ますので、
それならば最初からラッカーで塗れば良いと思うのでしょうが、履帯色として調色してた物がまだ残っているので・・・
勿体ないので使い切るまではと考えていますが、
エアブラシ塗装される時には、履帯裏(転輪が乗る箇所)は塗料が回りやすいのですが、トレッド面と側面の辺りは塗り残しが目立つ箇所なので注意しながら吹き付けます。

筆塗りの場合は、塗料溜まりで貫通している部分を埋めないよう塗料濃度に注意して塗って下さい、

乾燥後に艶消しクリアーを吹いてコートしています。

車体にはウェザリング後に取り付けます。
転輪の塗装に今回は「タミヤ・エナメル」を使用してみました。

はみ出しの修正が乾燥後に出来ると考えて塗りました。

思った以上に塗装と修正は上手くいったので、ウェザリング塗装の為に艶消しクリアーをスプレーして乾燥待ちでした。

ところが!クリアーを吹き付けたところが”白く”被ってしまったのです!!ガ〜ン!ホンマ最悪状態でした。

スプレーの攪拌が悪かったのと雨が降っていたのを気付かなかったのが原因でした!

もちろん最初から塗装し直す事になりました・・・トホホ (T_T) 
皆さん湿気とスプレーの攪拌には気をつけましょう。
2008/8/16








パステルの錆色をのせて拭き取ります

奥まった部分
OVM部分
プラケット部分
ワイヤー及びジャッキ部分
ペリスコープ周り
迷彩はガイアカラーの「ロートブラウン」+Mrカラー「ウッドブラウン」で塗装しました。

装備品や予備履帯はタミヤ・アクリルで塗装しています。

乾燥後にアクリル塗料のはみ出しや細かい塗り残し部分を基本色でリタッチもこの時点で忘れずに行っています。

リタッチ箇所でも忘れやすいのがスコープ周り、履帯受けやOVMのプラケット周り、車体後部の奥まった箇所などでしょうか、
陰影法で塗装した場合は奥まった箇所はそのままで良いと思われます。


個人的にはこのリタッチ作業は重要だと感じています、完成後に「あっ!」となる箇所が点々と出てくる時があります。

ただ塗装するだけの簡単な事なのですが、失敗してしまうと今までの労力が一瞬にして「パア!」になってしまいますので、
出来ることならば修正可能な状態でのリタッチを心がけています。
2008/9/3
2008/8/27
車両が完成間際に少し寂しいなぁと「フッと」思ったら気になってしまい、
急遽、在庫を漁っていたら以前に作製したICMのフィギュアが残っていたので、少しだけポーズを変更して搭乗してもらいました。

最初から絡ませる段取りをしていたら良かったのですが、いつもの悪い癖がでてしまいました。・・・・・・m(_ _)m

ICMのフィギュア自体は可もなく不可もなくと言ったところですかね?

ただ初期のキットですので、モールドが甘い所が見受けられたのでDナイフなどで彫り込んでいます。

現在のICMフィギュアのモールドは良くなっていると雑誌では紹介されていますが、私自身、未見なので何とも言えませんが・・・・

塗装はタミヤ・エナメル&アクリルと油彩で行っています。
後は車体全体にパステルで土埃をのせれば完成です。

単体完成を目指していたのですが、丁度、雰囲気の合うフィギュアが残っていたので、乗車させてみます。

車両のウェザリング仕上げはフィギュアと同時に行うので最後にします。
履帯と転輪は取り付け前にパステルでウェザリングしました。

上部転輪はシュルツェンを取り付ける箇所は見えませんので、あえてウェザリングしていません
マフラーのウェザリングが完了しています。

「茶色」、「錆色」、「黒色」などのパステルを混ぜて2〜3色作製してランダムにまぶしています。

全体的なウェザリング作業の最後に”煤色”のパステルをまぶします。
マフラーは下地塗装はアクリルの「ハルレッド」+「Fブラック」+「Fブラウン」で塗装しています。

その後にパステルで錆色を混色したものをまぶして完成です。

コーティング剥がれ部分(出来なかった箇所?)はチッピングで使用した塗料を塗装しました。
エナメルのチッピング塗装完了後に艶消しクリアーを軽く吹き付けました。

その後は、パステルで”雨垂れ”と”錆が流れ出てる”雰囲気を描いています、濃度は描く箇所によって変化をつけていますが、
あまり濃すぎると「描いています!」的になるので注意して作業しました。

ジャッキ台はアクリルの「デサーイエロー」を塗装後にエナメルで木目ぽく染めています。

予備履帯の継ぎ目にピグメントで調色した錆色を塗布した後に拭き取っています。
ウェザリング塗装です。
ウォシングは油彩の「セピア」+「ローアンバー」を今回はエナメル溶剤で希釈した物で全体を洗い、程よく乾燥後に拭き取っています。
スミ入れはエナメルの「Fブラック」+「Fブラウン」で流し込んでます。
ボルトや水が溜まりやすい箇所を見込んで拭き取りには工夫しています、ボルト部分などは重力側に引っ張りながら拭き取れば雨垂れの汚れの感じを出しています。

チッピング塗装は”戦闘の生き残り”の雰囲気を出すのに2色用意しました。
剥がれ塗料@としてエナメル塗料の「Fブラック」+「ジャーマングレイ」+「ダークグレイ」、剥がれ塗料Aは@に「ハルレッド」+「Fブラウン」を少し足した塗料の2色で描いています。

普通に剥がれている箇所には「剥がれ@」で塗り、剥がれてなお錆止めも出かけている箇所には「剥がれA」で塗りました。

錆色は同じエナメルの「ハルレッド」+「Fレッド」+「Fブラック」を混ぜた色を基本色として、錆び始めと進行した錆色の変化を付けました。
2008/7/25




貫通している箇所を埋めないよう


此のあたりを重点的に描いています。
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