なだらかに履帯に癖をつけます。
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下地塗装前に金属パーツ(ワイヤーロープ、前後の牽引フック、ジャッキラック、ハンマーラック、キューポラパーツ、ピストルポートチェーン)に置き舞えた部分にプライマーを塗りました。
1000番サーフェイサーを軽く吹き付けますが、あまり厚吹きしてしまうとコーティングモールドが埋まってしまうので慎重にスプレーします。
タミヤのサーフェイサーはプライマーも含んで便利ですが、表面は少しざらついた感じになります・・・
基本色を塗る前に、奥まった箇所とエッジにガイアカラー「ドゥケルグラウラウ」を吹き付けてます。
車体下部を重点的に吹き付けてます、起動・誘導・転輪も塗装ています。
単色塗装ならばこの方法は陰影が強調されて良い雰囲気に表現されるのですが、あえて迷彩塗装ですがトライしてみました。
マホガニー、オキサイドレッド、ドゥケルグラウの3色中で重苦しい感じが出るのがドゥケルグラウと思い選びました。
吉と出るか凶と出るかは、基本塗装を吹き付けてからでないと判りません・・・あ〜コワ!
車両
製作期間=12日
塗装期間=14日
フィギュア
製作期間= 4日
塗装期間= 5日
トータル製作期間=35日
トータル製作時間=84時間
別途購入品=金属ワイヤー
基本塗装・下地陰影箇所(ラッカー)
GA:ドゥケルグラウラウ
基本塗装(ラッカー)
GA:ドゥケルゲルプ1+GA:フラット・ホワイト+Mr:ミドルストーン
迷彩塗装(ラッカー)
茶色迷彩 GA:チョコラートブラウン
緑色迷彩 GA:オリーブグリュン+GA:フラットホワイト
*両色とも基本塗装色を少量混ぜています。
ビジョンブロック:及び照準器(アクリル/エナメル)
T:クロームシルバー(エナメル)ブロック周り部分
T:フラット・ブラック(アクリル)シルバーの上から
T:クリアーグリーン(エナメル)レンズ部分
履帯、予備履帯(アクリル)
T:NATOブラック+T:ダークグレイ+T:レッドブラウン
*薄め液はラッカー溶剤を使用しました。
装備品(アクリル/ラッカー/エナメル)
鉄部分@ T:フラットブラック+T:ジャーマングレイ+G:タイヤブラック
鉄部分A Mr:メタルカラー(ダークアイアン)OVMのみ ラッカー塗料
木部分@ T:木部甲板(下地)
木部分A T:フラットブラウン(エナメル)で染める感じで塗装
ワイヤーリングと基部 T:ダークイエロー+G:サンディイエロー
フォーメーションライト(エナメル)
T:グリーン、レッド
ウォッシング(エナメル)
T:フラットブラック+T:フラットブラウン
*溶剤はガイアノーツ・エナメルを使用
スミ入れ(エナメル)
T:フラットブラック+T:フラットブラウン
*溶剤はガイアノーツのエナメル薄め液を使用
ウェザリング
MIGピグメント+パステル
*茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。
チッピング(エナメル/パステル)
剥がれ痕@ T:ダークグレイ+T:ジャーマングレイ+T:フラットブラック
錆痕 油:カドミウムレッド+ローアンバー+ブラウンマダー
オイル汚れ T:スモーク+T:フラットブラック
ドライブラシ(エナメル)
車体 T:デザートイエロー+T:ダークイエロー+T:スカイグレー
履帯部分 Mr:ダークアイアン
機銃、起動・誘導輪 T:クロームシルバー
ワイヤーロープ T:クロームシルバー+T:メタリックグレイ
カラー表記前にあるアルファベットは
T=タミヤ アクリル・カラー
T=タミヤ エナメル・カラー
G=GSIクレオス 水性ホビーカラー
Mr=GSIクレオス Mrカラー
GA=ガイアノーツ ガイアカラー(ラッカー系)
油=油絵の具
基本塗装はガイアカラー「ドウケルゲルプ1」6+「Fホワイト」2+Mrカラー「ミドルストーン」2を混色し少し黄色味を強くさせました。
下地の陰影を残すような感じで、希釈濃度は薄めに塗り重ねて吹き付けてます。
キューポラはペリスコープの塗装を終えてから接着する予定です。
迷彩塗装のブラウンはガイアカラー「チョコラートブラウン」に基本色を少しだけ混ぜてます。
「先に明るい色を塗装する。」と本には載っていますが、陰影の感じを掴みたいので逆に塗装作業を行っています。
ブラウンは少なめに塗装しています。
転輪等には迷彩塗装は施していません、
ブラウン迷彩が終われば、グリーン迷彩を同じように塗装します。
グリーン迷彩色はガイアカラー「オリーブグリューン」+「Fホワイト」に基本塗料を少し混ぜました。
ブラウンよりは気持ち多めに塗装しました。
おかしな箇所があれば基本塗料で修正します。
乾燥後に半ツヤクリアーで全体をコートしました。
履帯はタミヤ・アクリル「NATOブラック」8+「レッドブラウン」1+「ダークグレイ」1の混色をラッカー溶剤で希釈して塗装しました。
DS素材なので塗装も楽々です。
ただし、切り接ぎしているので引っ張らないように注意します。
良く乾燥させてから、履帯全体に艶消しクリアーでコートします。
ウェザリング時にアクリル溶剤を使用した場合に溶け出してベトベトになるので!
取り付けはウェザリングにする予定です。
外部装備品が少ないので塗装作業は楽勝です!
ワイヤーロープ、ジャッキ、ハンマーヘッド、ピストルポート基部チェーンをタミヤ・アクリル「Fブラック」+「ジャーマングレイ」+Mr水性「タイヤブラック」を混ぜた色で塗装しました。
前方機銃は上記の色に「Fブラック」を足して塗装しました。
ワイヤー基部はタミヤ・アクリル「ダークイエロー」+Mr水性「サンディーイエロー」で塗装しました。
キューポラハッチのヘッドパッドをタミヤ・アクリル「Fブラウン」で塗ります。
ペリスコープ本体はタミヤ・アクリル「Fブラック」、レンズ部分はタミヤ・エナメル「クリアグリーン」で塗装
鉄部分は完成前にMrカラー「ダークアイアン」を塗装します。
スミ入れはエナメル塗料の「Fブラック」+「Fブラウン」で流し込んでいます。
ボルト周りには油彩の「バーントアンバー」をエナメル溶剤で溶いて流し込みました。
可動するであろう箇所には濃いめに施しています。
デカール貼付します。車体ナンバーは分割されている物を貼るので歪まないよう注意します。
デカールはマークソフターやセッターを使用してしっかりと貼り付けます。
良く乾燥させてから、デカール部分のみにクリアーでコートしています。
ウォシングはタミヤ・エナメル塗料を使用しました。
「Fブラック」2+「Fブラウン」1をガイアノーツエナメル溶剤20で希釈しました。
半乾燥状態で拭き取りました。
綿棒で大まかに拭き取り、細かい箇所に溜まっている塗料は溶剤を含ませた筆で拭き取ってます。
コーティング部分の拭き取りは状態をみて加減しました。
綿棒の繊維を慎重に取り除くのも忘れずに!
2009/4/25
チッピング作業を行います。
車体の角、踏みつけられるであろう箇所、乗り降りでつけられる擦り傷、ハッチ周り、
開閉で剥がれる箇所、車体前面部、転輪、フェンダー上部と側面などに不規則に描きます。
バラバラに描かずに、バランスを見ながら行います。
使用塗料はエナメルと油彩で描きました。
写真Aがチッピングを施し前の状態です。
写真Bがチッピングを施した後の状態です。足らない感じで終えた方がゴチャゴチャしなくて良いでしょうね、
錆のチッピングは油彩で描きます。
錆もやりすぎると真っ赤になってしまいますので、剥がれ表現よりも控えめにポイントを絞って描きました。
転輪、起動輪、誘導輪にの軽く塗装剥がれを描いています。
最終的に足回りを泥表現されるならば大まかに描いても良いかと思います。
ただ、パステルの拭き取り具合にもよりますが、あまり目立たなくなる(チッピングが)可能性も出てくるので、
再現する路面状況を考慮して加減してください。
チッピング塗装の大小の剥がれを描くのは面相筆(細)で行い、細かな擦り傷、ハッチ周りの擦れはドライブラシの要領で行いました。
ドライブラシ・チッピングもやりすぎると真っ黒けになってしまうので、塗料のふくみ具合と慎重な筆運びと施す面積にも注意しました。
錆は油彩で行いましたが、筆と爪楊枝と待ち針で描きました。
両チッピング作業も部分的にはエナメル溶剤でボカしも入れています。
チッピング作業の終えた転輪類を固定してから履帯を取り付けました。
誘導輪は履帯にはめてから車体に取り付けます。
履帯の向きは中央にある滑り止めが”ハ”の字になるように取り付けます。
履帯は第3,4転輪に向かってなだらかに垂れ下がる感じにします。
固定する前に履帯と車体間にテッシュなどで詰め物をして形を先に整えました、私は一晩ほど放置しました。
形が整ったら詰め物を一旦、取り除いてから第3,4転輪に接着剤をつけてから、
もう一度詰め物をはめて固定します。起動・誘導輪の垂れ下がりも不自然ならば接着剤を塗ってから詰め物で固定します。
(履帯固定には、流し込み用を使用していますが流しすぎないよう慎重に!)
OVMのハンマーの柄には下地として
アクリル「ダークイエロー」を塗り、木部表現にエナメル「クリアオレンジ」+「Fブラウン」を極薄にして染める感じで上塗りしています。
鉄部にもアクリルで下塗り後、Mrカラー「ダークアイアン」を塗っています。
ジャッキにも同じように塗装しています。
「ダークアイアン」は車体に艶消しクリアーで整えパステル・ウェザリング前に塗装しています。
ジャッキにはパステルの錆色で染めてから筆で磨きます。
キューポラと操縦席ハッチのペリスコープにエナメル「クリアグリーン」を塗装しました。
車体後部のフォーメーションライトにもエナメル「グリーン」と「レッド」を塗装します。
後はパステルで雨垂れと砂埃のウェザリングを施します。
2009/5/14
作製前は単体での完成予定でしたが、
車体がデカくて殺風景な出来上がりになりそうだったので、急遽、フィギュア2名を搭乗させることにしました。
フィギュアはドラゴン「パンツァークルー」から搭乗してもらいました。
浅いモールドをAナイフとケガキ針で彫り直してます。
各部に少しだけ隙間があったので溶きパテにて修正しました。
Aのヘッドフォンコードは伸ばしランナーで追加しました。
ヘッドフォンはキットのまま使用してます。
Bはキューポラに搭乗させるので下半身を削って合わせました。
A,Bとも略帽とヘッドの合いが悪かったので、リューターで削って調整しています。
塗装はヘッドをタミヤ・エナメルを使用し、ボディーはアクリルとエナメルで塗りました。
最後にAのみをパステルで仕上げています。
2009/5/17
履帯の擦れはMrカラー「ダークアイアン」でドライブラシした後に筆と綿棒で具合をみて磨きだしています。
予備履帯もパステルの錆色で軽く染めた後に「ダークアイアン」でドライブラシをかけています。
起動・誘導輪の歯車と前方機銃には
エナメル「クロームシルバー」、ワイヤーロープには部分的にエナメル「メタリックグレイ」+「クロームシルバー」でドライブラシをしています。
乗り降りするであろうフェンダー部分にはキツメに汚し施してます。
最後に、予備履帯を取り付けて完成です!(^_^)v