砲塔内部を塗り分けます。

無線機、シート、砲身制御器、旋回ハンドル、砲隊鏡等のパーツを塗装しました。

塗り分けが終われば砲塔、砲塔下部、砲身、ハッチをタミヤ・エナメル(以下TE)
「Fブラック」+「Fブラウン」でウォシングします。

希釈溶剤は「ペトロール」を使用しました。

ウォシング後に、TE
「Fブラック」「ジャーマングレイ」を混ぜた色でチッピング塗装を行いました。

砲塔下部や踏みつける箇所にはドライブラシの要領で施しています。

砲身先端部分は車体に行うチッピングとの整合性を持たせるので軽く描いています。

砲塔内部の塗装とウェザリングが完了したら、砲塔上下を接着します。

砲塔下部は砲塔上部に張り込む形での接着なのではみ出しは目立ちませんが、後ろ側の溶接箇所(三角部分)で合わせての接着なので、慎重に流し込み用で固定します。

接着剤を流し込み過ぎると、溶接モールドが溶けてしまうので注意してください!
接着線に指を置かないようにしないと、流れ出た接着剤でエライ事になりますので気をつけてください!!(^_^;)

もし、はみ出した場合はペーパーで軽く均して再塗装すればOKです。

砲塔上下を固定できたら、ハッチストッパー?
(H4,5,21)を取り付けます。

三角コーナーが砲塔側に接着します。

ハッチは開閉選択式ですので、どちらかを選んで固定します。

砲身と防盾固定具を取り付けます。

砲身の上下に注意してはめ込みます。

防盾固定具はしっかりと浮き上がらないように接着します。
ドラゴン ホイシュレッケ(GrassHopper) メイキング(塗装編)
傷、剥がれのチッピング塗装を行いました。

チッピングはTE「Fブラック」「ジャーマングレイ」「ダークグレイ」で描きました。

あえて、錆色は入れていません、

砲塔は地面に置いて使用したとして、車体とのチッピング塗装には多少の変化をつけました。

クレーン、車体後部を重点的に傷、剥がれを描きました。

砲塔用車輪はこの時点で取り付けても良いのですが、排気管のパステル・ウェザリングで邪魔になると感じれば完成前でも宜しいかと思います。

OVMのハンマー、斧にはTE
「Fブラウン」「レッドブラウン」で木目を描いた後にエナメル溶剤でブレンディングしました。

スコップの柄はTE
「クリアーオレンジ」「レッドブラウン」を混ぜて塗装しニス塗り表現をしました。

鉄部分にはTA「Fブラック」「ジャーマングレイ」「ダークグレイ」を塗装しました。

今回は使用していませんが、Mr
「ダークアイアン」を塗装して乾燥後に筆か綿棒で磨いて輝きを出す方法もあります。

「ダークアイアン」を使用する場合は、パステル・ウェザリングが完了してから行います。

パステル・ウェザリング前にツヤを整える為に、Mr
「スーパークリアー艶消し」をエアブラシでコートしました。
車体のEPにプライマーと塗布し、砲隊鏡のレンズ部分のマスキングを忘れずに行ってから1200番サーフェイサーで下地を作りました。

砲塔は内部を先に塗装した後に車体の基本塗装を行うので、バラバラで下地塗装をしています。

履帯も同様に取り外し式にて組んでいますので、下地塗装後には外します。

車両の両サイドにあるクレーンアングルを組み付けている為、
基本塗装が回りにくいと思いGSIクレオス(以下Mr)
「ジャーマングレイ」を影になるであろう箇所に影色として塗装しました。

グレーの部分が見えないように塗装します。

砲塔、砲塔内、フェンダー裏、車体下部、転輪、予備履帯にも同様に影色を吹き付けました。

車体内部が再現されているのと砲塔からも見えるので、ガイアノーツ(以下GA)
「インテリアホワイト」を塗装しました。

車体内部の塗装が終われば紙とテープでマスキングします。

内部のウェザリングは車体作業時に行います。

履帯の塗装はMr
「ジャーマングレイ」「Fブラック」で塗装しました。
基本塗装・下地陰影箇所(ラッカー)
           Mr:ジャーマングレイ
        
基本塗装(ラッカー)
           GA:ドゥケルゲルプ1+GA:フラット・ホワイト+Mr:ミドルストーン

車内塗装(ラッカー)
           GA:インテリアホワイト

照準器(アクリル/エナメル)
           TE:クロームシルバー (下地塗装)
           TA:フラット・ブラック  (ブロック周り部分)
           TE:クリアーグリーン  (レンズ部分)

履帯(アクリル)
          TA:ジャーマングレイ+TA:フラット・ブラック+TA:NATOブラック
           *ラッカー溶剤を使用して吹き付けました。

転輪タイヤ(ラッカー)
          Mr:タイヤブラック

予備履帯(アクリル)
          TA:フラット・ブラック+TA:NATOブラック+TA:ジャーマングレイ
          
装備品(アクリル)
              木部 TA:木部甲板色とTA:デザートイエロー
   ワイヤーカッター握り部 HC:「レッドブラウン」+TA:「フラットブラウン」
        ジャッキ/鉄部 TA:フラット・ブラック+TA:ジャーマングレイ+TA:ダークグレイ

テールライト(エナメル) 
               TE:クリアグリーン

ウォッシング(エナメル/油彩)
         車内  油:セピア+油:バーントシェンナ
         砲塔  TE:フラット・ブラック+TE:フラット・ブラウン+TE:ダークグレイ
         車体  TE:フラット・ブラック+TE:フラット・ブラウン  
                *溶剤はペトロールを使用

スミ入れ(エナメル/油彩)
          全体 TE:フラット・ブラック+TE:フラット・ブラウン+
               *溶剤はガイアノーツのエナメル薄め液を使用
        ボルト部分 油彩:バーントアンバー

ドライブラシ(エナメル)
       車体上面  TE:ダークイエロー+TE:フラットイエロー+TE:フラットホワイト
     側面・前後部  TE:ダークイエロー+TE:バフ
      金属部分   TE:メタリックグレイ
       履帯部分  TE:メタリックグレイ

ウェザリング
          MIGピグメント+パステル+ファレホ・ピグメント
            *茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。

チッピング(エナメル)
             剥がれ痕@ TE:ダークグレイ+TE:ジャーマングレイ+TE:フラットブラック

OVM木部表現(エナメル)
              TE:フラット・ブラウン、TE:レッドブラウンを塗装後に溶剤でブレンディング

カラー表記前にあるアルファベットは
 TA=タミヤ アクリル・カラー
 TE=タミヤ エナメル・カラー
 HC=GSIクレオス 水性ホビーカラー
Mr=GSIクレオス Mrカラー
GA=ガイアノーツ ガイアカラー(ラッカー系)
 油=油絵の具
車両
製作期間=17日
塗装期間=20日
トータル製作期間=37日
トータル製作時間=81時間
2009/12/29
作業忘れが無いか全体を確認して問題なければ、遂に!

完成です。
ツヤを整えたら最終ウェザリングを行えば完成です。

履帯、転輪、車体下部にアクリル溶剤で溶いたパステルを塗り半乾きで一度拭き取ります。
次に、アクリル溶剤のみを履帯に塗り粉末状のパステルを3色ほどランダムにまぶします。
ウエス、綿棒、筆などで接地面、履帯センターガイド、転輪接地面を拭き取ります。

転輪には粉末パステルをのせてアクリル溶剤を流して固着させます。

垂直面、平面部分にも粉末パステルをまぶしてから、筆で余分を払い落とします。

平面部分に土埃が溜まった箇所は少し多めにパステルをのせてからエナメル溶剤で固着させました。
パステルが流れ出さないように筆に含ませる溶剤の量には気をつけます。

予備履帯には溶剤で溶いた錆色パステルを流し込んでから綿棒で拭き取ってます。

マフラーには、溶いた錆色パステルを塗りぱなしにしました。

砲口部分に煤色パステルをまぶしてから、ウエスで余分なパステルを拭き取りました。

煤色パステルはマフラー口にもまぶしますが拭き取りはしません!

後部ライトと砲隊鏡のレンズをTE
「クリアグリーン」を塗装しました。

最後に、履帯接地面、センターガイド、起動・誘導輪接地箇所、OVM鉄部分をTE
「メタリック・グレイ」でドライブラシしました。
OVM等を塗り分けます。

鉄部分にはTA「Fブラック」「ジャーマングレイ」「ダークグレイ」を塗装しました。
木部にはTA
「木部甲板色」「デザートイエロー」をストレートで塗装しました。

固定している予備履帯はTA「Fブラック」「ジャーマングレイ」「NATOブラック」を見える範囲で塗装しました。
前部予備履帯は同じ塗装をしてから取り付けました。

履帯もTA「Fブラック」「ジャーマングレイ」「NATOブラック」で塗装しました。
最初に塗装した状態でも良かったのですが、予備履帯と合わせるのに塗装しました。

この時点で転輪、履帯を車体に取り付けました。

車体のウォシングはTE
「Fブラック」「Fブラウン」をペトロールで希釈して行いました。
なるべく履帯には流れないように注意しながら作業します。

拭き取り後、スミ入れとしてTE「Fブラック」「Fブラウン」を流し込んでいます。

気持ち
「Fブラック」を多めに混ぜました。
砲身、ハッチなどの後付けパーツ接着時の修正を行いました。

エアブラシでのリタッチ作業を行う時は、邪魔くさいけれども砲塔内をマスキングする事をオススメします。

大げさなマスキングしなくとも、テープとティッシューなどで覆うだけ充分ですよ(^o^)

ただし、砲塔内のパーツの破損には気をつけてください!

車体内のウォシングは油彩
「セピア」「バーントシェンナ」で行いました。

砲塔のウォシングはTE
「Fブラック」「Fブラウン」「ダークグレイ」をペトロールで希釈して行っています。

綿棒で拭き取り後、スミ入れをTE
「Fブラック」「Fブラウン」を流し込んでいます。

ボルト部分には油彩
「バーントアンバー」を濃いめに流し込み、拭き取りを加減しながら錆汚れを付けました。
転輪は基本塗装を塗った後で、マスキングテープでホイール部分をマスクしてタイヤを塗り分けました。

テープを爪楊枝で良く圧着させてから、Aナイフでホイールの外側リングに沿ってタイヤ部分だけを切り取りました。

新しい刃で作業すれば力を入れなくとも切り取れます。

はみ出た塗料はタッチアップするかウェザリングを行えば判りません!(^^)/

砲輪のタイヤは別パーツなのでタイヤ塗装後にリンバーに接着しました。

タイヤの塗装にはMr
「タイヤブラック」を使用しました。
基本塗装はGA「ドゥケルゲルプ1」「Fホワイト」+Mr「ミドルストーン」の混色を使用します。

影色で塗装した
「ジャーマングレイ」をやや残し気味に基本塗装を吹き付けました。

塗り残しが無いように基本塗装を吹き付けるのですが、クレーンアングルの裏側の塗料が乗らない箇所は無理に吹き付けていません、

無理矢理に塗装してしまうと余分な所に「塗料の吹き溜まり」が出来てしまうので影と割り切っています!(^_^;)

砲塔、砲塔下部、砲身、防盾、各ハッチなどのパーツ類も忘れずに塗装します。
2009/12/26









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