外装パーツを塗装します。
外装パーツは「アクリル塗料」で塗装しました。
ロシア戦車はドイツ戦車と違って車外装備品が少ないので楽勝ですね(^_^)v
後部の吸気口と排気口のメッシュ部分を丁寧に塗り分けて、ドライブラシにて表現しました。
牽引ロープを後付にしているならば、塗り忘れに気をつけてください!
突き出ているマフラーは下塗りとしてTA「ハルレッド」を塗装しています。
予備履帯は履帯に使用した塗料で塗っています。
ライトは内側をTE「クロームシルバー」を塗装してから、レンズ(S2)を取り付けてから車体に固定しました。
レンズにはマスキングを行いパステルウェザリング前に取り除きます。
装備品の塗装が終わればウェザリング作業を行います。
ウォシングは油彩「セピア」3+「ローシェンナ」1を「オドレスペトロール」15倍程に薄めて洗ってます。
半乾燥状態になったら綿棒で上から下へと拭き取ってます。
スミ入れは、TE「Fブラック」2+「Fブラウン」1で流し込んでから、はみ出た箇所を拭き取ってます。
ボルト周りには、スミ入れで使用した塗料を少し濃いめにして流し込んでます。
拭き取りも軽く引っ張るように拭き取れば、拭き取る具合によって汚れが流れ出した感じになります。
ウォシングとスミ入れが完了すれば、傷や塗装の剥がれをエナメルと油彩で描き込んでいきます。
エナメル塗料にて傷や剥がれを描いて行きます。
使用塗料はTE「Fブラック」+「ジャーマングレイ」+「ダークグレイ」を混色して、エッジ部分や乗員が踏むであろう部分を重点的に描き込んで行きます。
車体全体を大雑把に描いていくと間延びする恐れがありますので、根気よく面ごとに塗装すれば良いでしょう。
ただ、少ないからと描きすぎるとゴチャゴチャするので、描く加減に注意してください。
あとは、自分が思っている完成図をどうするかで決まりますので、ウェザリング前に考えておくのも重要ですね(*^_^*)
車体前面、砲塔前部、キューポラ周りの傷塗装は他の部分よりも気持ち多めに描きました。
パステル・ウェザリングで見えなくなるのですが、転輪部分にも傷を描いています。(自己満足かもしれませんね?!)
車体前方機銃と砲塔後部機銃にはMrメタルカラー「ダークアイアン」を塗装した後に筆で磨きました。
錆を描いても良いと思いますが、諄くなりそうだったので今回は錆表現は行っていません、
少し濃いめの錆色を乗せて綿棒や筆で重力側に拭き取ると、流れ出てた表現が出来ます。
ただし、錆表現は加減を間違えてしまうと、エライ事になる可能性があるので描き込む場合は慎重に作業してください。
エナメル塗料を使用したチッピング作業の利点は、失敗してもエナメル溶剤で簡単に消すことが出来ますので安心です。
油彩でも同じ作業が出来ますが、乾きが遅いのが難点かも・・・(^_-)
でも、溶き加減を調整すれば1日で乾きましたが・・・
ワイヤーロープはパステルウェザリング後に取り付けます。
テールライトはTE「レッド」を塗装して、はみ出しはエナメル溶剤で修正しています。
乾燥後にTE「クリアー」を乗せてレンズ再現しました。
パステル・ウェザリングを全体に施します。
まず、アクリル溶剤で溶いたパステルを足回りと車体下部と転輪裏側に塗りました。
半乾燥(20〜30分)状態で拭き取りました。
綿棒に溶剤を染みこませて拭き取り具合を加減しています。
履帯は溶いたパステルを塗布した後に、2色の土色パステルを粉のまま乗せてから接地面のみを擦り落としています。
土埃が溜まりそうな箇所にパステルをのせてから、面相筆に含ませたアクリル溶剤を染みこませました。
アクリル溶剤を流す量が多すぎるとシミになってしまいますので慎重に!
土埃は平面部分には溜まりますが、垂直部分には溜まりませんので埃が被った感じにするので溶剤で固着せずに乾いた筆で払い落とします。
基本塗装(履帯も含めて)がアクリルで塗っている場合、あまりアクリル溶剤を含ませた綿棒で擦りすぎると基本塗装面が剥がれますので注意!
エキパイや予備履帯等に錆色パステルをまぶす時は、紙などで養生してから作業される方が施す箇所以外に赤色が付かなくて良いですよ(^^;)
また、こぼれた錆色を払い落とす時も注意しないと余計な部分が真っ赤っかになります。
パステル・ウェザリングが終われば、車体、砲塔の機銃とワイヤーロープ・フックをMrメタルカラー「ダークアイアン」で塗装して加減して磨き上げます。
履帯の接地面にTE「メタリックグレイ」をドライブラシで仕上げます。
履帯側面は諄くならない様に加減してドライブラシしました。
センターガイドも同様に施しました。
転輪は鋼製なのでエッジ部分にもTE「メタリックグレイ」でドライブラシしています。
ワイヤーロープにもドライブラシしました。
ワイヤーロープを車体に取り付けます。
全体を見渡しおかしな所がないか確認して、問題なければ完成です。(^_^)v
塗装作業に入ります。
1000番サーフェイサーを吹き付けた後に、Mrカラー(以下)「ジャーマングレイ」を影になる部分に吹き付けています。
この下地に暗部塗装を行う方法は単色塗装ではわかりやすいですが、迷彩塗装では判りにくいような感じがしてきましたね?!
車両全体を暗く塗装されて基本塗装で仕上げられる方も居られますが、どちらが良いのか判らなくなってきました・・・(-_-)
塗装時には保持する箇所には注意してくださいね、「機銃」、「ワイヤー掛け」、「ジェリー缶ラック」などは折れやすいので!
ハッチは閉じて固定しないので、キューポラから見える範囲をガイアカラー(以下GA)「インテリアホワイト」を塗装しています。
転輪の裏側、車体下部、砲塔ターレットなどの部分は殆ど「ジャーマングレイ」塗りつぶしています。
基本塗装はGA「ドゥケルゲルプ1」+Mr「ミドルストーン」+「レドーム」を混ぜて、少し黄色味を強調して吹き付けています。
砲塔上面には基本塗装にGA「Fホワイト」を少し混ぜて色味を変えてます。
転輪裏側にも基本塗装色を軽く吹き付けています、ひっくり返さないと見えない部分ですが気になるので塗装しています。
基本塗装を乾燥させてから、迷彩色を塗装します。
迷彩塗装のカラーガイドが同梱されているので便利ですよ(^_^)v
迷彩模様はカラーガイドに従って塗装いたしました。
使用した迷彩色は
緑色はGA「オリーブグリュン」+Mr「ダークイエロー」に、少しだけGA「Fホワイト」を混ぜています。
茶色はGA「ロートブラウン」+基本塗料+Mr「ウッドブラウン」で混色しています。
希釈濃度は塗料1:溶剤3の対比で薄めにしています。
先に緑色を吹いてから茶色を塗装しました。
エア圧を低めにし、ニードルを絞って帯状に細く迷彩塗装しました。
車体上部のみに迷彩塗装して転輪には行っていません、
迷彩塗装の完了後に「半ツヤクリアー」を吹いています。
クリアー乾燥後、デカールを貼付します。
同梱のデカールの強度があまりないので、移動時には水をたっぷり着けてから動かしてください、
位置決めが出来たならば綿棒でしっかりと水気を吸い取り密着させます。
国籍マークは2種類から選択します。
良く乾燥させてからデカール部分をもう一度、クリアーでコートします。
この後に、細部塗装作業に移ります。
基本塗装・下地陰影箇所(ラッカー)
Mr:ジャーマングレイ
基本塗装(ラッカー)
GA:ドゥケルゲルプ1+Mr:ミドルストーン+Mr:レドーム
迷彩塗装(ラッカー)
茶色迷彩 GA:ロートブラウン+Mr:ウッドブラウン
緑色迷彩 GA:オリーブグリュン+GA:フラットホワイト
*両色とも基本塗装色を少量混ぜています。
ビジョンブロック:及び照準器(アクリル/エナメル)
T:フラット・ブラック(アクリル)ブロック周り部分
T:クリアーグリーン(エナメル)レンズ部分
履帯、予備履帯(アクリル)
TA:NATOブラック+TA:フラット・ブラック+HC:ジャーマングレイ
*薄め液はラッカー溶剤を使用しました。
ワイヤーリングと基部(アクリル)
TA:フラット・ブラック+TA:ジャーマングレイ+HC:ダークグレイ
ワイヤーリングは最後にMrメタルカラー「ダークアイアン」を塗り磨いています。
テールライト(エナメル)
TE:レッド
乾燥後にTE:クリアーを乗せます。
ウォッシング(油彩)
油:セピア+油:ローシェンナ
*溶剤はオドレス・ペトロールを使用
スミ入れ(エナメル)
TE:フラットブラック+TE:フラットブラウン
*溶剤はガイアノーツのエナメル薄め液を使用
ウェザリング
MIGピグメント+パステル
*茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。
チッピング(エナメル/アクリル)
剥がれ痕@ TE:ダークグレイ+TE:ジャーマングレイ+TE:フラットブラック
オイル汚れ HC:オイル
ドライブラシ(エナメル/ラッカー)
車体 TE:ダークイエロー+TE:ミディアムグレー+TEフラットホワイト
履帯部分 TE:メタリックグレイ
転輪 TE:メタリックグレイ
機銃 Mr:ダークアイアン
ワイヤーロープ TE:メタリックグレイ、Mr:ダークアイアン
カラー表記前にあるアルファベットは
TA=タミヤ アクリル・カラー
TE=タミヤ エナメル・カラー
HC=GSIクレオス 水性ホビーカラー
Mr=GSIクレオス Mrカラー
GA=ガイアノーツ ガイアカラー(ラッカー系)
油=油絵の具
2009/7/28
車両
製作期間=10日
塗装期間=13日
トータル製作期間=23日
トータル製作時間=36時間
履帯はタミヤ・アクリル(以下TA)「NATOブラック」+「Fブラック」+クレオス水性(以下HC)「ジャーマングレイ」をラッカー溶剤で薄めて吹き付けています。
履帯の表面がゴツゴツしているので先に筆で軽く下塗りしてから吹き付ければ塗り残しは無いかも・・・
塗り残しの無いように塗装した後「艶消しクリアー」でコートしました。
しっかりとクリアコートしていないと、パステルを「アクリル溶剤」で塗布後の拭き取り作業中に塗料が剥がれてしまいます。
履帯を車体に固定している場合は、基本塗装前に履帯の塗装を行います。
塗装が終われば履帯をテープなどでマスキングしてから基本塗装色を吹き付けます。
多少の吹き溢しは筆塗りでリタッチします。
2009/7/13