ドラゴンの新しいコンセプト・キットであるスマートキット第一弾がこの「パンターG型」を製作します。
G型はタミヤのヨンパチで製作していますが、1/35では12〜3年前に製作したパンターG型(震災で消滅!)以来ですね、
確か3アイテム(初期型・鋼製転輪・後期型)の中でフィギュアの雰囲気の良かった「後期型」を製作したと思います??!
このキットの発売アナウンスを見た時スマートキットとはなんぞや?と不安と期待が頭の中を過ぎりましたなぁ・・・
極力!金属パーツを減らし作りやすくしたと雑誌などでは紹介され、
作例を読んでいる内に「パーツ同士がタイト」とか「隙間が出来ればアウト!」とか書いているのを見て
少々、不安になりましたが今回、やっと製作に辿り着く事が出来ました。
でも、当キット購入後に「W号F2型」とか「ティーガーT型」とかの製作と比べれば、ビビる事は無かったですね??!(^_^)v
箱を開けてビックリしたのが、転輪のランナーを除けばパーツが少なく感じた事ですかね、
前期&後期型の選択式になっていますが、不要パーツが少ないので組み立てやすそうです。
説明書の不備があるので、気を付けて製作に入りましょうか・・・
雑に写していますが、パーツ全景です。
離型剤が結構な状態で付着していたので、キッチンソープで洗浄し乾燥には丸一日をかけました。
乾燥後、転輪パーツから製作していきます、PL(パーティングライン)やゲートの処理は形にしてから一気に修正しました。
ただ、履帯の影になる箇所の修正はゲート処理だけでもOKです、見えませんので!
起動輪の左右の歯をキッチリと合わせます、履帯と合わせれば簡単に出来ます。
ラジエターと冷却ファンは完成後は見えません!冷却ファンは(D5,21)の選択式に成っていますが好きな方で良いでしょう、見えませんし判りませんので、
スイングアーム(E6)がランナー状態で先に(A26)を取り付けてからの方が作業しやすいと思います。
スイングアーム(E2,3,4,5,6,7)の裏側にパーツNoを鉛筆などで書いてから切り取れば間違わなくて済みます。
前期か後期かで誘導輪前のスイングアームの選択が変わりますので注意します。
ゴム転輪の場合(E2,7)、鋼製転輪の場合(E4,5)のどちらかを取り付けます。
私は鋼製転輪を選択したので(E4,5)を取り付けました。
履帯の張り調整の為、誘導輪のスイングアーム(A24)はこの時点では車体には取り付けていません、
履帯と転輪を固定される場合は誘導輪側に先に取り付けた方が作業性は良いでしょうね
私はいつもの通りに履帯と転輪を塗装しやすいように脱着式になるように進めました。
以前に作製した「ティーガーT型」のトーションバーよりも良く稼働するので、
カステンの可動履帯を履かせるのも楽しいかもね(^^)/
ただ、脱落しないようテープで仮止めも忘れずに!!
私はキットの履帯を使用するのでトーションバーは固定しました。
固定位置を間違えずに、真っ直ぐに接着します。
後部パネル(D1)をこの時点で車体に取り付けます。左右の隙間に気をつけます、
下部部分は有る程度の隙間は溶きパテを流して埋めるか、ウェザリング作業時に修正かで何とか出来ますので、
ラジエターパーツは接着する向きを間違えずに!足が短い方が前に成るように取り付けます。
向きを間違えると上部パネルが取り付けられませんので!
後部パネルに取り付ける、マフラーやジャッキなどのパーツは
車体上部パネル接着後に取り付ける方がテープの仮止めがやりやすいし破損防止になりますよ、
私は先を急いでマフラーを先に取る付けていました・・・・もの凄くマフラーが邪魔になりましたからホホホホ・・
マフラー基部パーツも前期、後期を選択します。前期(C5,6)、後期(C3,4)です。
マフラー先端の消炎カバー(G18,19)はお好みで取り付けても良いでしょう。
後部冷却ファンカバーにエッチングパーツ(EP)を取り付けるのですが、
左側(C21)は最初に(D18)を着けてから金網を接着するのですが、
その上に取り付けるリングパーツ(D6)の”ダボ”を(C21)の穴にはめ込む為に、金網パーツ部に切り欠きがあるので、
その穴に合わせて接着します。
合っていなければ収まりませんので注意します。
(D22)のシャッターカバーを閉めた状態にする時は金網パーツは着けなくても良いかも・・・多分?
網目が埋まらないよう注意します。
ゼリー状瞬着で位置決めしてからサラサラ瞬着を流し込んで固定しました。
もし埋まってしまっても針などの細い物で突っつけばOKですよ、
また、当キットのエッチングパーツはもの凄く柔らかいので切り出しには細心の注意します。
ゲート処理は800番のペーパーでOK!それ以下だと引っかかりますよ!
説明書では最後に車体上下の接着工程になっていますが、車外パーツを取り付ける前に上下を接着しています。
でないと細かいパーツが周りに着いている状態ではテープでの仮止めが出来なくなりますので、
ボールマウント機銃は薬莢袋を取り付けなければ上下接着後でも取り付けられます。
ビジョンブロック(L4)とハッチを開状態する場合のパーツ(A14,22,23)は、忘れずに先に取り付けます!!
操縦手用ビジョンブロックパーツ(L1)は(C30)に取り付けるので、後ででもOKです。
フロントフェンダーに着く(G13,14)も最初に接着しておきます。
(C29)を取り付ける箇所のモールドを削る指示が有りますが、トラベリングロックの台座を取り付けるので
厳密に綺麗にしなくとも平面さえ出せていればそんなにも判りません、
シュルツェン架フックの取り付けは左右がありますので注意して接着します。
シュルツェン架フック・パーツ(A5)が左側で、(A6)が右側になります。
取り付け方向は小さい出っ張りが出ているのが下向きになるように、段のある方が後部向きになります。
フロントフェンダー側に着く(*C27,28)は車体に取り付けずに左右のシュルツェンステー(C1右側)、(C47左側)に接着してからの方が位置決めがしやすかったです。
*説明書は左右逆に記載されています!
前後しますが、OVMステー(C42,43)の取り付けは左右とも接着しておきます、OVM類は先でも後でもOKなのですが、
左側のシュルツェンステー(C47)を取り付ける前にシャベル(K4)は先に接着している方が良いでしょうね、
私は後で取り付けてエライ目に遭いましたので・・・
防楯パーツの同軸機銃(C40)は忘れやすいので先に取り付けました。つり下げフック(B33)も忘れずに!
マズルブレーキパーツ(B7)を先に砲身に取り付けてしまうと、防楯に通りません!
必ず、防楯に砲身を通してからマズルブレーキを接着します。
取り付ける順番は
砲架パーツ→砲塔前面パネル→防楯→マズルブレーキです。
砲身を上下させるパーツ(B31,32)も流し込み用の使用は慎重にして下さい・・!
ビジョンブロック(L4)は裏側から接着出来るので、塗装後の方がマスキングの手間が省けますよ、
キューポラは対空機銃架用レールの装備&未装備を選択します、写真は未装備を選択しています。
未装備の場合はベリスコープフードにエッチングパーツ(MB1,2)を取り付けます。
装備される場合はエッチングパーツは取り付けずに対空機銃架レール(B50)を接着します。
ハッチストッパー(B12)と直接照準器(B51)は両タイプとも忘れずに取り付けます。
ビジョンブロック(L5)を取り付ける(B16,17)とキューポラ本体(H)を取り付け時、ハッチ(B46)の棒が通る穴を合わせてます。
ビジョンブロック(L5)は車体内部塗装を行うのでマスキングゾルでマスクしています。
上下の接着は塗装後にハメ合わせて車体に取り付けます。
砲塔横の偽装網フック(A2)は砲塔に取り付けてからバリの修正をしました。
砲塔前方に付く(B18)は前が浮いている状態で取り付けます。
(B34)パーツはアールの裏側のバリは丁寧に処理しないとかなり目立ちますので、
Sマイン発射口は開(B28)と閉(B29)のどちらかを選択します。
トラベリングラックの砲身止めは開(C18)と閉(C7)を選択します。
取り付け忘れやバリ取り忘れが無いかを確認すれば、車体の組み立てが完了です。
↓
↓
←
↓
↓
↓
B34
B18
A2
MB2
←
↓
↓
↓
↓
2008/12/13
↓
シャベル取り付け箇所
↑
↑
段がある
段がある
車体前方
→
←
車体前方
左側
右側
(A5)
(A6)
(C29)
←
↓
(G14)反対側は(G13)は最初に付ける
←
ボールマウントは後付け可能
↓
ダボ穴が合っていな状態
ダボ穴が合っている状態
ここにあるダボを合わせます。
←
←
←
←
左
E5
E4
↑
↑
E3
E3
E2
E2
↓
↓
↑
E6
↓ ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↑
防楯は前期(F2)と後期(F3)の2種あるので注意します。
防楯はキットの鋳造モールドが個人的には気に入らなかったので、モールドを600番ペーパーで削ってから溶きパテを塗布して修正しました。
溶きパテ塗布後にも800番ペーパーでデコボコを均しています。
この工程は個人的な主観の作業になりますので、必ずしもやらないとダメではありませんので、
前後しましたが、第1転輪左舷側に取り付けるパーツ(G25)を忘れずに!
ダンパーも第1転輪用(C19)or(C20)、第2、8転輪用(E13)or(E14)のどちらかを選択します。
ギヤカバーのリターンローラーも後期型(A19)or前期型(G24,26)を選択します。
2008/11/30
2008/12/9
予備履帯ラック(C39)に取り付ける履帯止め(A3)が履帯を接着した場合、
履帯の厚みで止める事が出来ません!履帯側の干渉部分を削って合わせるかラック側を削るかで対応するしかありません、
私のとった方法は履帯止めピンを切って調整しました。
また、履帯の穴とラックも合わなかったので穴を広げました。
もう少し考えて欲しかったですねドラゴンさん・・・何処がスマートやねん!!と言いたくなるでホンマ!!
グムカのエッチングパーツ使用が安価でストレス無くいけるかも・・・?!
思い切って予備履帯を取り付けないのも手段かも知れませんね?!
牽引ワイヤーはキットのパーツを焼きなまし柔らかくしてから取り付けました。
塗装時の取り回しを考慮して、この時点ではまだ完全固定はしておりません、
後部ワイヤーラック(C41)に通して、ワイヤーラック固定ピン(C31)のみ接着しているだけで、
前部ワイヤーフックには引っかけているだけで接着していません、塗装後に部分固定はするかも知れませんので、
ジャッキ台も塗装後に接着します。
↓
ワイヤーは固定していません
→
↑
C31
C41
C31
↑
←
C41
とにかく、隙間がでない様にしっかりと接着します。
前から順に流し込み接着剤で固定していきますが、
流し込み過ぎないよう注意しないと「わっちゃ!」と思わぬ事故を招く恐れがあるので、数回に分けて接着作業をします。
マスキングテープなどでしっかりと仮止めをしておきます。
この様な工程があるので、最後に車体上下の接着が難しいのです、ハイ!
ちなみに、私は先を急いでしまい後部パネルにマフラーと雑具箱を取り付けてしまったのです、とても邪魔になりましたから・・・・
接着剤が乾くまで、OVM類やクリーニングロッドケースなどの成形を行いました。
砲塔後部ハッチは開閉可動式に組み立てられます。
組み立て自体はさほど難しくは無かったです、
ただ、注意するのがハッチステー(B14)の取り付け向きです、折れている箇所から長い方(基部パーツB43,44)がハッチ側に接着します。
基部パーツ(B13,14)が砲塔側の溝にはめ込んで固定します。
流し込み接着剤の使用は避けて通常用で固定します。
手摺り(B39)の修正はハッチ(B37)に接着してからペーパーでバリ取りしました。
なお、必要が無ければ固定しても良いかもしれませんね?!
砲架はそれなりに再現されていますが、後部ハッチから見える範囲はほんの少しだけですから・・お好みでどうぞ・・・(^_^)v
ダンパー第2,8転輪用
↓
↓
ダンパー第1転輪用
↓
リターンローラー(*A19を取り付けてます。)
↑
G25