チッピング塗装はエナメル塗料とパステルで行っています、パステルの希釈はエナメル溶剤を使用しました。
余談ですが、タミヤのエナメル溶剤が切れたので買いに行った時、
「ガイアノーツ エナメルシンナー」が目に付いたので「一度、使ってみよう」とタミヤの代わりに購入しました。
まぁ、同じエナメル溶剤なので使用感の変化は無いのですが、「臭い」がタミヤと比べると「キツイ」と感じられました。
油彩溶剤の「ペトロール」と似た臭気がします。
500mlの缶入りなので小分けする必要がありますが、価格が若干お買い得感がありますね。
タミヤエナメル溶剤250ml(実購入価格336円)
ガイアノーツ・エナメル溶剤500ml(実購入価格600円)
でも、ガイアノーツのWebサイトでは発売休止となっているのですが、どうなるのでしょうかね?
エッジ部分など
ハッチ周り
奥まった箇所
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←
↓
↓
↓
↓
下地にジャーマングレイを塗装しています
基本塗装を完了しました。
基本塗装を吹き付ける前にMrカラーの「ジャーマングレイ」をパネルライン、奥まった箇所に混色せずにそのまま塗装しています。
基本塗装はガイアカラーの「ドゥケルゲルプ1」+「Fホワイト」に少しだけMrカラー「ダークイエロー」を混ぜています。
溶剤でかなり薄めて(塗料1:溶剤4)塗り重ねる様に塗装しました。
折角の陰影を消してしまわないように注意しながら吹き付けていました。
陰影を残す塗装は結構な神経を使いますね、残し具合でモデルの雰囲気がガラッと変わってしまいますので、
でも、転輪などの足回りや影になる箇所には最適な方法でしょうなぁ!
後付パーツ(車幅ポール、バックミラー、後部ドア等)の塗装も忘れずに!
写真では転輪を取り付けていますが別に塗装しました。
基本塗装・下地(ラッカー)
Mr:ジャーマングレイ
基本塗装(ラッカー)
GA:ドゥケルゲルプ1+Mr:ダークイエローGA:フラット・ホワイト
迷彩塗装(アクリル)
T:レッドブラウン+T:NATOブラウン
T:オリーブグリーン+G:フィールドグレイ
履帯(アクリル)
T:フラットブラック+T:ジャーマングレイ
転輪ゴム(アクリル)
G:タイヤブラック+G:ダークグレイ
装備品(アクリル/ラッカー)
鉄部分@ Mr:ダークアイアン(*ラッカー)
鉄部分A T:フラットブラック+T:ダークグレイ
木部分@ T:デザートイエロー+T:バフ
木部分A T:フラットブラウン
ウォッシング(油彩)
油:ローアンバー+油:セピア+油:ベインズグレイ
*溶剤はペトロールを使用
スミ入れ(エナメル)
T:フラットブラック+T:レッドブラウン
*溶剤はガイアノーツのエナメル薄め液を使用
ウェザリング
MIGピグメント+パステル
*茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。
チッピング(エナメル)
剥がれ痕@ T:ダークグレイ+T:ジャーマングレイ+T:フラットブラック
剥がれ痕A @にT:ハルレッド+T:フラットブラウンを混ぜて使用
錆痕 T:フラットレッド+T:ハルレッド+T:フラットブラック
錆痕(乾燥後) パステルにて表現しました。
その他の部分(アクリル/エナメル)
マフラー T:ハルレッド+T:フラットブラック+T:フラットブラウン
(最後にパステルでウェザリングします。)
ミラー部分 T:クロームシルバー(エナメル)
ポール先端 T:フラットホワイト
テールライト T:フラットレッドとフラットグリーン(エナメル)
ドライブラシ(エナメル)
車体 T:ダークイエロー+T:デザートイエロー+T:デッキタン
金属 T:フラットアルミ
カラー表記前にあるアルファベットは
T=タミヤ アクリル・カラー
T=タミヤ エナメル・カラー
G=GSIクレオス 水性ホビーカラー
Mr=GSIクレオス Mrカラー
GA=ガイアノーツ ガイアカラー(ラッカー系)
油=油絵の具
履帯と転輪はパステルでのウェザリング作業後に取り付けました。
履帯のパステルワーク時、力をいれて綿棒で擦ると履帯が破損してしまうので慎重に作業します。
また、足回りに使用するパステルを混色して作業するならば、
ある程度の量を準備しておかないとフェンダーなどのウェザリング作業で色味が合わなくなってしまいます。
事後収縮してしまったので、定番の作業で接着しました。
全体にチッピング塗装が完了しました。
エナメルで塗装しているので、バランスを見て修正が可能なのは気分的に楽ですね、
ただし、溶剤での修正なので慎重に作業しないと修正の修正になってしまうと汚くなってしまうので注意が必要です。
装備品の木部部分にエナメルの「クリアーオレンジ」+「Fブラウン」の混色を塗装しました。
修正箇所が無ければ全体のツヤを整えるのに艶消しクリアーを吹き付けました。
基本、迷彩塗装後に半ツヤクリアーを吹き付けてからデカールを貼り付けています。
カルトグラフ製のデカールは余白も少なくて素晴らしですなぁ(^_^)v
マークソフターに侵されなくてピタッと密着してくれます。
初期の頃のドラゴンや東欧のキットデカールは怖い時がチョイチョイ出てきますから・・・
水から上げたら”バラバラ”に成ってしまうとかマークソフターを使用したら”ボロボロ”に成ったりとか(T_T)
デカール貼付後は良く乾燥させて「水性クリアー」でデカール部分をコートします、後のウェザリングで剥がれないようにする為です。
ウォシングは油彩の「セピア」+「ペインズグレイ」+「ローアンバー」で行いました。
ついでに雨垂れを表現するのに濃いめに溶いて洗い、拭き取り時に加減を見ながら少し残しながら作業しました。
スミ入れはエナメルの「Fブラック」+「レッドブラウン」で施しています。
車体下部に泥表現として、「モデリングペースト」にタミヤアクリル「ダークアース」+「Fブラウン」+「Fブラック」を混ぜた物を塗りつけています。
後付にした前輪タイヤ、転輪の取り付け箇所には付けないよう注意します。
先に転輪パーツを取り付られてる場合は注意するところはありませんので、
マークを貼る前にこの作業をする場合は、車体前後部のマークを貼る箇所には付けないように注意します。
もしかしたら貼ってからの方が良いかもしれませんね?!
草木を塗装し、土台部分の色味を整えてから車両、随伴歩兵フィギュアを設置固定して、もう一度パステル等で整えました。
小さいながら、色々と手間の掛かった車両でしたが、自分自身は納得のいく出来映えです・・!
もっと、腕を磨いて大きなジオラマに挑戦してみたいですね!?
搭乗させるフィギュアとして、”ドラゴン6193”「ハーフトラッククルー」の2体を使用しました。
最初はズベズタの「クルーセット」を探したのですが、見つけることが出来ずにキットと同メーカーに落ち着きました・・・
軍服のポケット等のモールドは彫り直した後に、タミヤ・エナメルとアクリルで仕上げました。
部分的な陰影は溶きパステルで塗装しました。
行軍中の歩兵はキットにオマケとして付属していた「GD師団兵」の2体を使用しました。
雑嚢などの接着部分はリューターで削ってフィットさせてから取り付けました。
腕の位置を少しだけ変更しています。
頭部分を削ってヘルメットを深くしたつもりなのでしたが、まだ浅かったですね・・・
ポケットなどのモールドは彫り直しています、
塗装はタミヤ・エナメルと油彩で仕上げています。
ジオラマベースは棚板用の化粧板を使用しています。
紙粘土を盛りつけて園芸用の土にモデリングペーストと混ぜて物を塗りつけて土台とし、植物は麻紐と箒で作製しました。
少しばかり植えすぎましたね・・・・引っこ抜くのもどうかと感じてそのままで行きました・・・
草などの植物は難しいですね!色々と観察はしているのですが・・・(-_-)
他の方の作品など見れば見るほど素晴らしくリアルだなぁとウットリしてしまう・・・
2008/8/9
車体後部乗降ハッチ箇所はキツメに剥がれ塗装を施しています。
ジェリ缶は最後に取り付ける予定です?!
ハッチは固定しました、ドアヒンジの”ダボ”が緩すぎて開閉式には出来ませんでした。
とても、精密に再現されていたのですが・・・・
迷彩塗装のブラウン部分はタミヤアクリル「レッドブラウン」+「NATOブラウン」、
グリーン部分は同じくアクリルの「オリーブグリーン」+クレオスの「フィールドグレイ」で塗装しました。
希釈にはラッカー溶剤を使用し、エア圧を落として薄く細く迷彩しています。
装備品はタミヤ、クレオスのアクリル塗料で塗っています。
ショベルの金属部分にMrカラー・メタルカラー「ダークアイアン」を完成前に塗装する予定にしています。
装備品搭載が少ないので塗装が楽ですなぁ、
2008/8/30
2008/9/3
車両
製作期間= 8日
塗装期間=12日
フィギュア
製作期間= 4日
塗装期間= 7日
ベース
製作期間= 5日
塗装期間= 6日
トータル製作期間=42日
トータル製作時間=87時間
別途購入品= ハーフトラッククルーフィギュア
ベース台座
紙粘土
ニス
履帯と転輪、車幅ポールを取り付けてウェザリング前の完成です。
装備品の金属部分に「ダークアイアン」を塗装し、ウェザリング後に部分的に磨いて光らせます。
ミラー部分には「クロームシルバー」を塗装しています。
取り回し時に車幅ポールやバックミラー機銃架の破損に注意して下さい!!
履帯は可動式に組み立てていますので可動部分の塗り残しには注意します。
まず、裏表を塗装後に手袋を着けて履帯を動かしながら塗装した方がやりやすいかもしれません、
筆塗りでも出来ますが、濃い塗料で塗ってしまうと固まって動かなくなる可能性がありますので、濃度には注意します。
従来通りの組み立てでもOKですが、可動式にすれば塗装後に綺麗に取り付けられ便利だと思います。
組み立ての手間は掛かりますけどね!でも自然な垂れ下がりの表現は抜群ですよ!
2008/7/29
テールライトと車間表示灯の塗装も忘れずに!ポールを取り付ける前に塗装した方が塗りやすいですよ。