車両
製作期間=17日
塗装期間=23日
トータル製作期間=40日
トータル製作時間=77時間
塗装作業は車体、砲塔、機関砲、砲架、履帯、転輪と分けて行います。
EPは少ないのですが、エポパテでコーティングしているので1000番サーフェイサーで下地を整えました。
サフで下地を整えたら、陰影塗装としてMrカラー(以下Mr)「ジャーマングレイ」をエッジ部分と影になる箇所に吹き付けました。
車体のコーティング部分も陰影塗装を行ってしまうと、暗くなるのでなるべく塗料がかからないように吹いています。
車体下部、フェンダー裏、転輪、車体後部はやや濃いめに塗装し砲塔、転輪は薄めに塗装しました。
機関砲架は細々したモールドがあるので全体的にMr「ジャーマングレイ」で塗りつぶしています。
塗膜が厚くならないように注意しながら、気をつけて吹き付けました。
車内をガイアカラー(以下GA)「インテリアホワイト」で塗装してから車内部分をマスキングしました。
最終ウェザリングをパステルで行いました。
最初にマフラーと予備履帯に錆色パステルを載せました。
予備履帯は流し込んでから拭き取っていますが、マフラーは粉末パステルを載せながらエナメル溶剤で固着させました。
履帯にはアクリル溶剤で溶いたパステルを塗り、半乾きの時に3色の土色パステルをまぶしてから接地面を拭き取りました。
転輪タイヤの接地面、起動・誘導輪の接地面に付いたパステルはしっかりと拭き取ります。
全体的に土埃パステルをまぶすのですが、コーティング面にはパステルを載せすぎないようしないと汚くなりますので注意しました
上面に載せたパステルの固着にもエナメル溶剤を使用しました。
固着しても触ればパステルが取れてしまうので、持つ箇所には注意してください!
砲塔内と機関砲架にも軽くパステルをのせてました。
履帯接地面、OVMの金属部分、機関砲、弾丸マガジン、前方機銃にTE「メタリック・グレイ」でドライブラシしました。
機関砲身の先端部分にはMr「ダークアイアン」で塗装し、乾燥後に筆で磨いて輝きを出しました。
傷、剥がれ痕をTE「Fブラック」+「ジャーマングレイ」+「ダークグレイ」で描きました。
フェンダーサイド、ハッチ周り、後部パネル、砲塔を重点に施しました。
ジャッキ台はTA「デザートイエロー」で下地塗装後に、TE「フラットブラウン」で木目を描いてから溶剤でブレンディングしました。
OVMの斧とスコップの柄も同様にな作業を行いました。
マフラーは下地としてTA「ジャーマングレイ」+「フラット・ブラック」を塗装しました。
転輪にも若干のチッピングを施しています。
後部ライトをTE「レッド」、「グリーン」で塗り分け、クリアーでコート後にTE「クリアー」をのせました。
最後にツヤを整える為にMr「スーパークリアー艶消し」をエアブラシでコートしました。
車外装備品などの細かい箇所を塗装します。
予備転輪は塗り分けてから載せました。
起動・誘導輪を履帯にはめ込んで車体に浅く取り付けます。
転輪も同様に軽く車体にはめ込み、履帯のセンターガイドに転輪を挟んで車体に押し込みます。
上部転輪は履帯を取り付けてからでも固定可能なので最後にします。
転輪と履帯の接着は流し込み用で固定しますが、流し込みすぎには注意してください!
最後に履帯の撓みをつけた部分と上部転輪を接着します、この時も履帯と車体の間に詰め物をします。
ウェザリング作業後に履帯を取り付ける場合も同じように行いますが、サスペンションのダボや転輪の穴にパステルが着かないように注意します。
デカールは「マークソフター」でコーティング部分に馴染ませます。
ウォシングはTE「Fブラック」+「Fブラウン」をペトロールで薄めて施しました。
コーティングしているので、あまり濃いめにやってしまうと汚くなってしまうので、紙か綿棒で吸い取りながら行いました。
拭き取りも慎重に行わないと、パーツを破損してしまうので慎重に作業します。
履帯には施さないようにしないとバラバラになってしまいます!(-_-)
スミ入れは、上記の塗料に油彩「セピア」を足して流し込みました。
軽くTE「デザートイエロー」+「バフ」でドライブラシしました。
砲塔内も機関砲架と同じく先に塗装作業を行います。
弾薬ケースはタミヤ・アクリル(以下TA)「Fブラック」+「ダークグレイ」で塗装し、機関砲架を取り付ける前にTE「メタリックグレイ」でドライブラシをしました。
ウォシングは油彩「バーントアンバー」+TE「Fブラック」をエナメル溶剤で希釈して施しました。
Mr「スーパークリアー艶消し」を吹き付けツヤを整えてからチッピング塗装を行いました。
チッピング塗装はTE「Fブラック」+「ジャーマングレイ」+「ダークグレイ」で傷、剥がれを描きました。
砲塔内の塗装は終わりましたが、まだ機関砲身は取り付けません!
2cm4連装機関砲は砲塔内に搭載した状態では筆が入らないので、ウェザリング塗装を先に済ませます。
ウォシングは油彩「バーントアンバー」+タミヤ・エナメル(以下TE)「Fブラック」をエナメル溶剤で希釈して施しました。
半乾き状態で拭き取りますが、細いパーツが多いので綿棒での拭き取り時には引っかけないように注意してください。
綿棒が入らない箇所は筆でボカしました。
スミ入れはTE「Fブラック」+「Fブラウン」を場所を決めて流し込みました。
Mr「スーパークリアー艶消し」を吹き付けツヤを整えてからチッピング塗装を行いました。
チッピング塗装はTE「Fブラック」+「ジャーマングレイ」+「ダークグレイ」で傷、剥がれを描きました。
機関砲身はまだ取り付けません!
塗装時、保持する箇所には気をつけないと破損するパーツだらけですので(^_^;)
機関砲架も下地塗装の「ジャーマングレイ」を完全には塗りつぶさないように基本塗装を吹き付けています。
機関砲架の上部は重点的に基本塗料を載せますが、下部の奥まった所は多少塗り残しても大丈夫です。(^_^;)
機関砲身(G1)は別塗装後に接着します。
グリーンの迷彩塗装が完了したら、次にブラウンの迷彩塗装を行います。
ブラウンはGA「ロートブラウン」+Mr「レッドブラウン」の混色にグリーンと同じく基本塗料の「ダークイエロー」を少しだけくわえています。
加える量は2〜3滴ぐらいでグリーンよりもかなり少なめです。
あくまでも個人の好みもありますので加減しながら混ぜてください!<(_ _)>
エアブラシの調整具合はグリーン迷彩塗装と同じです。
グリーン迷彩に掛かる部分とブラウン単独部分とに分けて吹き付けました。
吹き幅もグリーンと同じ感じで塗装しました。
同じく砲塔内と車内には吹きこぼれないように注意します。
総てのウェザリング作業が完了したら機関砲架を砲塔内に接着します。
全体を確認して問題なければ、遂に完成!!です。
基本塗装・下地陰影箇所(ラッカー)
Mr:ジャーマングレイ
基本塗装(ラッカー)
GA:ドゥケルゲルプ1+GA:フラット・ホワイト+Mr:ミドルストーン
迷彩塗装(ラッカー)
グリーン迷彩 GA:オリーブグリュン+Mr:ダークグリーン+基本塗装色
ブラウン迷彩 GA:ロートブラウン+Mr:レッドブラウン+基本塗装色
車内塗装(ラッカー)
GA:インテリアホワイト
ビジョンブロック(エナメル)
TE:クリアーグリーン (レンズ部分)
履帯(アクリル)
TA:ジャーマングレイ+TA:フラット・ブラック+TA:NATOブラック
*ラッカー溶剤を使用して吹き付けました。
転輪タイヤ(ラッカー)
Mr:タイヤブラック
予備履帯(アクリル)
TA:フラット・ブラック+TA:NATOブラック+TA:ジャーマングレイ
装備品(アクリル)
木部 TA:木部甲板色とTA:デザートイエロー
ワイヤーカッター握り部 HC:「レッドブラウン」+TA:「フラットブラウン」
ジャッキ/鉄部 TA:フラット・ブラック+TA:ジャーマングレイ+TA:ダークグレイ
テールライト(エナメル)
TE:クリアグリーン
ウォッシング(エナメル/油彩)
機関砲 油:バーントアンバー+TE:フラット・ブラック
車内 油:セピア+油:バーントシェンナ
砲塔 TE:フラット・ブラック+油:バーントアンバー
車体 TE:フラット・ブラック+TE:フラット・ブラウン
*溶剤はペトロールを使用
スミ入れ(エナメル/油彩)
車体 油:セピア+TE:フラット・ブラック+TE:フラット・ブラウン
機関砲/車体下部 TE:フラット・ブラック+TE:フラット・ブラウン
*溶剤はガイアノーツのエナメル薄め液を使用
ボルト部分 油彩:バーントアンバー
ドライブラシ(エナメル/ラッカー)
車体 TE:デザートイエロー+TE:バフ
金属部分 TE:メタリックグレイ
履帯部分 TE:メタリックグレイ
機関砲先端 Mr:ダークアイアン
ウェザリング(パステル)
MIGピグメント+パステル+ファレホ・ピグメント
*茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。
チッピング(エナメル)
剥がれ痕@ TE:ダークグレイ+TE:ジャーマングレイ+TE:フラットブラック
OVM木部表現(エナメル)
TE:フラット・ブラウン、TE:レッドブラウンを塗装後に溶剤でブレンディング
カラー表記前にあるアルファベットは
TA=タミヤ アクリル・カラー
TE=タミヤ エナメル・カラー
HC=GSIクレオス 水性ホビーカラー
Mr=GSIクレオス Mrカラー
GA=ガイアノーツ ガイアカラー(ラッカー系)
油=油絵の具
陰影塗装が完了したので、基本塗装を吹き付けます。
基本塗料はGA「ドゥケルゲルプ1」+「ホワイト」+Mr「ミドルストーン」の混色です。
微かに、陰影塗装が残るように基本塗装を吹き付けました。
車体下部、フェンダー裏は陰影塗装が残る感じで塗装しています。
サスペンション周りの塗り残しは影と割り切って良いと思いますが、加減を見て判断してください(^_^;)
基本塗装が完了すれば、迷彩塗装を行います。
今回は2色迷彩塗装を施しました。
まず、グリーンをふきつけます。
使用した塗料はGA「オリーブグリュン」+Mr「ダークグリーン」を混ぜてから基本塗装色の「ダークイエロー」をほんの少しだけ加えました。
「ダークイエロー」を加えるときは、少しずつ色味を見ながら慎重に調色してください!
エアブラシのニードルを絞り気味にしエア圧も低めにして塗装しました。
吹き幅は「細くもなく、太くもなく」と言った様な感じで塗装しています。
車体下部と転輪には迷彩は行っていません、
砲塔内と車内には吹きこぼれないように注意します。