1.サフェーサー(下地)まで完了
厚くならずに色がほんのり吹き付けていればOK!
もし、吹きだまりが出来たら触らずにしっかり乾燥させて
800番と1200番ペーパーで均一に研ぎ出します。
削り粉と埃をしっかりと除去して、もう一度サフェーサーを
吹きます、
この時に研ぎ出した所ばかりに吹き付けると
同じ過ちを犯しますので、必ずパッパッと吹きます。
また、砲身などの接着線やパーティングライン消しで、
ペーパーがけした箇所などはサーフェイサーを吹くと消えていなければ
浮き出てきますので、ペーパー作業後にまた吹きます。
多少の消し忘れは塗装やウェザリングで誤魔化すことも可能なので神経質なることはありません、
ほどほどが大切です。
2.基本・迷彩・装備品塗装まで完了
基本塗装と迷彩はエアブラシで行っています。
まず基本塗装を車体上部から吹いていきます。
私のやり方は右側面→後部→左側面→前部の順番で行い、
乾燥後に車体下部の奥まった箇所や裏側部分を塗装して、
乾燥後に塗り残し部分を確認しながら塗装します。
薄め具合にもよりますが、厚ぼったくならないように吹き付けます。
最後にノズルとエア圧を絞り転輪を塗装します。
埃などが着いた時は、
乾燥後に1000番以上のペーパーでその箇所だけ塗料を剥がして、
再度、塗装します。くれぐれも塗料が濡れている時にあわてて
触ってしまうと被害甚大となりますので、かならず乾燥させてからです。
迷彩塗装もノズルとエア圧を絞って塗装します。
迷彩パターンは説明書や雑誌モデラーを参考しやれば間違いはないでしょ、
迷彩もあまり考証などにとらわれずに乗員になった気分で、
極端にならなければ適当に塗装しても個人的にはOKだと思いますが、
装備品は筆塗りで行います。
薄くした塗料を塗り重ねた方が綺麗に塗れます。
最後にクリアー(半光沢)をスプレーします。
基本塗装(ラッカー)
GLダークイエロー+GAホワイト+Gセールカラー
履帯(アクリル)
Tフラットブラック+Tジャーマングレイ+Gダークグレイ
装備品(アクリル)
鉄部分:Tフラットブラック+Tダークグレイ
木部分:Gレッドブラウン+Gウッドブラウン
ウォッシング(油彩)
車体:油ローシェンナ+油チャコールグレイ+油セピア
ウェザリング
MIGピグメント+パステル
茶系と黒系を混ぜているので配合は気分でやってます。
チッピング(エナメル+油彩)
TEハルレッド+TEフラットレッド+油セピア
TEジャーマングレイ+TEダークグレイ
ドライブラシ(エナメル)
車体:Tダークイエロー+Tバフ+Tダークグレイ
金属:Tフラットアルミ+Tクロームシルバー
カラー表記前にあるアルファベットは
T=タミヤ アクリル・カラー
TE=タミヤ エナメル・カラー
G=GSIクレオス 水性ホビーカラー
GL=GSIクレオス ラッカー塗料
GA=ガイアノーツ ラッカー塗料
油=油絵の具
4.パステルと金属部分の仕上げ
GSIクレオスのウェザリングパステルセットNo1とNo2と画材店に売っているハードパステルを粉状にしたもの、
ミグプロダクツのMIGピグメント
これが入手しやすく一般的なパステル&ピグメントでしょうね。
ハードパステルは茶こしやしっかりした網などで粉状にします。
私は空になった塗料瓶に入れてます。
これをアクリル溶剤で溶いて塗ったり、
溶剤を塗布した箇所に振りかけたり、
粉のまま載せてアクリル溶剤で固着したりして使用します。
もちろん混ぜ合わすこともできます。乾いてから余分な粉を落としたり出来ます。
注意しないといけないのが完成後に触ると粉が落ちます、
また手にも付きますので注意しないといけません。
金属部分はエナメル系の金属系塗料でサッとドライブラシや書き込んだりして使用します。
やりすぎるともの凄く目立つのでやり過ぎには注意しましょう。
3.マーキング、ウォシング、ドライブラシ、ウェザリングまで完了
マーキング後にその部分にもう一度クリアー(半光沢)をスプレーします。
ウォシングはエナメル塗料か油彩で施します。
溶剤はエナメル用か油彩用ペトロール(臭気緩和タイプもあり)のどちらかで希釈します。
濃度は筆や攪拌スプーンでひとすくいを塗料皿に移し溶剤を皿一杯まで入れ良く混ぜます。
ただし、混色時は少なめに移さないと
皿いっぱいに溶剤を入れても濃くなりますよ、
油彩を使用する時は皿の底に固まっているので、
よく筆で混ぜます、でないと薄いなぁと足すともの凄く濃くなりますよ、
ちなみに私は皿から直接塗らずによく混ぜながらペーパーパレットにのせてからやります。
スミ入れは残った塗料に黒、茶系を足して細筆で流し込みます。
ドライブラシはビン生のままでやらずに、これも半分ぐらいに希釈してから行った方がベタとならずに綺麗なグラディーションになります。
チッピングは、下地塗料・サビと分けて行います
。
先に下地塗料が出てる箇所をダークグレイやジャーマングレイなどで塗ります。
点にならないようにランダムにぬり、
特に人が触り踏む箇所や転輪、ハッチ、角、道具やワイヤーが当たる所が剥がれやすいでしょう。
サビは雨が溜ったり流れる所とマフラーなどでしょうか、
乾いたサビはパステルの赤茶系をアクリル溶剤で塗って再現できます。
この行程の最後にもクリアー(つや消し)をスプレーします。