私にとってのポルシェ・ティーガーⅡ型は思い入れのある戦車モデルです。
と言うのも小学生4年生の時、
近所の模型屋で馬鹿デカイく赤っぽい色の箱が目に飛び込んできた、「なんやろ」と見てみると「キングタイガーポルシェ」と書いてあったと思います。
戦車のことも判らずただ「キングタイガー」といかにも強そうな名前と「ポルシェ」の言葉の響きが「かっこええ!」と思い、
それからは少ない小遣い、手伝いをしたお駄賃をコツコツと貯めていき、お正月には買えるだろうと簡単に考えていました。
しかし、目標の金額にはほど遠いことに気づきました。
欲しい!走らせてみたい!の欲望は消えることなく諦めかけていたところ、なんと!私が何も買わずに貯金していたのを見ていたのでしょうか、
その年の大晦日に兄貴が「模型屋に行こか」と、行けば「キングタイガー」は買えずとも、何か買ってしまいお金が減ってしまう!
ほぼ毎日のように行っていた模型屋さんを数ヶ月は我慢していたのにと思いましたけど、「正月やし」と勝手な理由をつけて一緒に行きました。
そして、店に入ると兄貴が「どのキングタイガーや」の一言、
「えっ!」と聞き返すと「無駄遣いする男が、何も買わずに貯めているから、よほど欲しいんやろ」と無駄遣いは余計でしょうと思いながらも、
何故?キングタイガーが欲しいのを知っているのか?
聞いてみると「お前なぁ、ず~っとキングタイガー、キングタイガー、ポルシェ、ポルシェと飯の度に熱弁してたからなぁ」と言われたが、
これが覚えちゃいねぇのよね?
そして、兄貴の口から「足らん分は出したるから、買ってもええぞ!」の言葉を聞いた時、
「やったぁ!」とこの時の嬉しさは今でもハッキリと覚えています。でも、かなり足らなかったはず、覚えていませんが?・・・・
続けて「勉強もがんばるから」と出来もしないことを私は口走っていた・・・・・
店のおっちゃんが「これか?」と持ってきた物は、待ちこがれていたあの万歳マークの「バンダイ 1/24 キングタイガー ポルシェタイプ」であったのです。
ホンマ、箱の大きさに圧倒されたのを覚えています。
2~3ヶ月位掛かって作ったと思います。
キットの内容は薄っすらとしか覚えていないのですが、履帯を真鍮棒で一枚づつ繫げたのは覚えていますね、
塗装はレベルカラーのダークイエローとダークグリーンとブラウンの迷彩らしき模様を筆で書いたはず、
ギクシャクしながら走行してたのも懐かしい思い出です。
それから、キングタイガー ポルシェを同じバンダイの1/48を小6で、ニチモ1/35を中1と中3で作製しました。
数年前にタミヤが新金型で発売したときは小躍りして喜びましたもんね!
それ以来の、キングタイガー ポルシェです。
このモデルに対しての思いこみが有りついつい・・・・・・・・長々と下らない話しを書いてしまい申し訳ありません、
さて、ドラゴンのティーガーⅡ型(ポルシェ)ですが、砲塔以外はヘンシェルタイプと同じ部品ですが、履帯のみがマジックトラックではありません。
ワイヤーロープは金属製に交換しました。(写真3)
ポルシェ・ターレットは総てツィンメリットコーティングされているので、
パテでのコーティング作業からは逃げられません!はぁ~・・・此さえなければね・・・・
で、「パンターA型 後期型」に次いで2作目のエポパテでのコーティングを施しました。
今回は「セメダイン エポキシパテ プラ用」を使用してみました。
タミヤとの違いは、色は白っぽいグレーで内容量が多く、練った後は柔らかいような気がします。
専用ケースで保管するのですが、空気が入らないようにキッチリと蓋をしていないとカチコチになる恐れありです。
大量に使用するならばお買い得でしょうね、
コーティング後に取り付ける部品を成形しておきます。(写真3これは一部です。)
車体のフェンダー取り付け部にはマスキングしております。(写真5)
私は、手間ですが作業面ごとに練ります。
水を付けながら作業します。
パターンはローラーで付けていきました。(AM誌付録)
一面ずつ作業していき、コーティング後に部品を押しつけて取り付けます。
総てのコーティング作業は2時間位掛かったと思います。(写真6)
前面部ライトコードはエナメル線で追加しています。
「ヘンシェルタイプ」で行いました砲身のプラ棒の補助は行っていません、このキットの砲身はアルミではなくプラ製です。
下地に今回はタミヤのサーフェイサーを使用、プライマーを塗る手間が省けるので金属部品を使った場合は便利かも、
GSIクレオスと比べて粒子が粗く感じられるのは気のせいでしょうか?いつもは1000番ですからね・・・・・