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ドラゴン X号戦車 パンターA型(初期型) メイキング
私的には待望であったドラゴンのパンターA型(初期型)です。
コーティングがモールドされている部品を取り付ける面白い方法のイタレリと、30年以上前に発売したタミヤのA型しかなかったので、たいへん喜びましたね。
それも、初期タイプをモデライズしたのもGOOD!

モールドも再現度も宜しいんじゃないでしょうか!?ただ、グリルネットのエッチングが付属していないのが残念なところですが・・・・・・しかし!プレミアムエディションとして金属パーツ満載で発売されていますが、これが、前方機銃のある後期型なんですよね、

1.組み立て
ややこしい所もなく組み上がっていきます。グリルメッシュを再現したかったので、
グムカの「T-05 ドラゴン社PANTHER D/A用 基本セット」と「T-06 ドラゴンPANTHER A初期型用 エクステリアセット」を使用しました。

セット内容は
T-06 ドラゴン社PANTHER A初期型用 エクステリアセット」
車体側面前部のOVM取り付けラック、間隔表示灯基部、直接照準器、予備履帯ラックの小チェーン

T-05 ドラゴン社PANTHER D/A用 基本セット
エンジングリルのメッシュやシュルツェン(サイド・スカート)の取り付け金具など
とても精密で雰囲気が盛り上がるグムカのエッチングパーツです。

この時、A型(後期型)も同時進行で製作しており 「T-06 ドラゴン社PANTHER A初期型用 エクステリアセット」は使い分けたので、すべて使用はしておりません、
パテでのコーティングを考慮して取り付ける部品と取り付けない部品を選択します。
履帯は塗装のやりやすさを考慮して車体には接着していません、履帯は完成後
に取り外せるようにしました。やり方は至って簡単ですから、

1.転輪と履帯のパーティングライン等の処理
2.片側の履帯を製作する。
3.転輪を車体に仮ハメする。くれぐれも接着しないこと!
4.外側の4個の転輪は履帯には接着せず塗装後に接着します。(写真1の青矢印の転輪です。)
5.履帯を巻き付け、ティッシュで弛みを調整して転輪と履帯を接着する。
  起動輪から第3転輪にかけて垂れ下がるようにされると自然です。(写真1の赤矢印)
6.十分に乾燥させること、
7.取り外すときは、起動輪を力を入れずに少しゆるめ、次に誘導輪も同じように緩め、最後に中央転輪部分を緩めると外れます。
8.完成すると写真2のようになります。写真では外側転輪は取り付けています接着はしておりません、

サーフェイサー、基本塗装後は転輪が填るサスペンション部のダボは紙ヤスリで削るのを忘れずに行ってください、塗料の厚みで填りにくくなりますので、
この方法ですと、車体下部、履帯、転輪のゴム部分などの塗装がとてもやりやすいですが、迷彩時の転輪部分も忘れないように・・・・・

OVMラックはキット部品で装備品の方はクランプモールドを削り取りエッチングに交換しています。一部チェーンを取り付けるのに0.5oの穴を開けています。(写真3の矢印の部品)

砲塔の予備履帯ラックもエッチングで追加しました。(写真4)
先端を曲げ加工しますが、隣同士揃うように注意して曲げてください。
履帯の起動輪穴に合わすように取り付けます。履帯を1個引っかけて取り付ければバランスよく取り付けられます。

車体後部の予備履帯ラックはキット部品をそのまま使用です。
グムカのグリルネットは編み込みが細かくとてもリアルに表現されています。
ゼリータイプの瞬間接着剤を点付けに塗布して固定しています。
繊細なモールド表現なので網目を埋めないように注意して下さい。

2.コーティングの表現
コーティング作業は車外部品を取り付ける前に施します。
コーティングをラッカーパテで行い格子状の模様を表現します。

a)OVMラック・装備品部品・予備履帯ラック・アンテナケース・マフラー・砲塔予備履帯ラック・予備履帯はコーティング作業後に取り付けます。
b)車体に後付部品のアタリを細マジックかボールペン他で印を付けておきます。
c)パテの食いつきを良くするのに600〜800番の紙ヤスリで処理をします。
d)ラッカーパテはチューブから出して,そのままの濃度で塗布します。
 適当なヘラ(プラ板等を使用)で厚みが大体、均一になるように伸ばします。私は指で伸ばしましたよ!
e)作業は一面ごとに行います。
 ラッカーパテの乾燥が早いので必ず!面ごとに作業します。
 後に取り付ける部品の場所を避けて塗布していきます。 
 塗布後すぐにコ−ティングパタ−ンを入れます。

 今回、私は彫刻刀とデザインナイフで格子パターンを再現しました。
 グムカの「ドイツ戦車コーティングブレード」を使用すれば手軽に格子パターンを再現で きる物もあります。

 フリーハンドでケガいているので少々、波打ってますが気にせずに進めました。
 その方がリアル感が出て良いだろうと思いまして・・・?
f)コーティング面を整えます。
 コーティング面は道具を使いパテを削いでいるので、表面がデコボコになっているのをワイヤーブラシや800〜1000番の紙ヤスリで整えます。
 やりすぎるとパターンが消えてしまいますので注意してください。
g)後付部品などを取り付けます。
 aの部品群をコーティングが終わったところヘ取り付けていきます。

 はみ出ている所はデザインナイフを使い削って取り付けます。
          

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